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As above, So below

上にあるが如く下にもある 

ヘルメス・トート・トリスメギストス

「エメラルドタブレッド」より

この世界を創るとき、創造主は宇宙をこと細かに思い描き、そして聖なる言葉、オームによって創造されました。
この音は今も鳴り響いています。
世界が純粋なエネルギーから物質に至るまで、濃密に変化し形作る中で、音はバイブレーションを変えていき、
その過程で星雲が生じ、惑星が生じ、生命が誕生して行きます。
仮に最初のビックバーンの音がドの音階だとすると、
宇宙はシ音階で銀河を生じ、ラ音階で無数の太陽系を生じ、
やがてソ音階で惑星を生じ、ファ音階で生命が生じました。
やがて、知性ある生命体が生じ、ミ音階を鳴り響かせます。
このようにエネルギーが物質に凝縮する過程で、
各バイブレーションが宇宙に鳴り響きます。

KriyaYoga
技法について

クリヤのクンダリニーの総括

クリヤヨガ、そして伝統ヨーガにおける、
クンリニーの教えをまとめておきましょう。
クンダリニーは、ムラダラチャクラに三回半のとぐろを巻いて眠っています。
その姿は古今東西の密教では火の蛇として描かれています。
そして、物質的肉体と重なるディメンションを、スシュムナと呼ばれる、管が貫いています。
スシュムナの複数の層に分かれたナディ(管)を、各ディメンションに対応する複数の蛇が上昇するのです。
この、それぞれのナディを様々な障壁が塞いでいます。
それをノット(結び目)と言います。そのノットはチャクラに存在していて、
イダーとピンガラが交差する場所です。
それは、停滞してプラーナや誤った思考、感情や、カルマなどで閉塞しています。
ですから、ヨギはイダーとピンガラという、
スシュムナに並行して走行するナディにプラーナを通しながら、
体の正中線を全面と背後に流れるナディに、プラーナを通すのです。
このナディはチャクラの陰陽のクタスタを流れています。

そのようにして、ナディソダナ、ウッジャイプラナヤマ、オームジャパ、
などの各種の基礎のプラーナヤマをおこないます。

さらにクリヤの技法を用いながら、スシュムナのノットの結び目をほどいていくのです。
ですから、全てのクリヤの技法の中心にあるのは、心理的浄化、感情のタルシス、カルマの返済になるのです。


マハームドラは
ムラダラのノットを解きほどきます。


ナヴィクリヤはマニピュラチャクラを、
ケチャリムドラはアジュナを解きほどきます。

そのようにしてプラーナは、スシュムナを自由にいきゆき出来るようになるのです。
そして、アナハタチャクラのノットを、各段階のクリヤプラナヤマと、
オームカークリヤで解きほどいていきます。このように段階を踏んで、スシュムナを内在化して行きます。
最終的にクリヤの奥義でクンダリニーを上昇させるのです。
このときサハスララチャクラも花開きます。
ですから、クリヤの技法の段階には意味があるのです。

「クリヤヨガの技法」を順番に学び実践することが大事です。

功を焦るならば、全てが台無しになります。