レッスン9のつづき3 プラティヤハーラ

クリヤヨガの目的

 

クリヤヨガの技法の説明だけでも、

膨大な量になります。

そのため、それぞれの技法や説明が一人歩きをしてしまいがちです。

繰り返し話しているように、

クリヤヨガはクンダリニーヨガです。

ですから、全身のナディの流れを促し、

チャクラのエネルギーの結び目を解いていきます。

 

そこで大事になるのが、

プラティヤハーラです。

つまりパタンジャリのアシュタンガ(ヨガの八支則)の、

5番目の段階ですね。

日本語では制感と訳されています。

 

クリヤヨガの学習を志す方の中には、

このような技法を行うことによって、

精神的にも能力的にも、ものすごい変化を遂げると思っている方が多いです。

 

それについては、明らかに否定します。

クリヤヨガの技法だけを行ってもなんの意味もありません。

伝統的なヨガに基づいてパタンジャリの哲学を学び実践してこそ、

効果が現れます。

パラマハンサ。ヨガナンダ大師は素晴らしく、尊敬していますが、

SRFの団体の出版物におけるクリヤ・ヨガの解説は、

あまりにも部分的すぎて不十分と言えます。

 

もし、自己の欠点をなくす、という明確な意図がなければ、

プラティヤハーラを実践することはできません。

ヤマ・ニヤマという道徳的規範を守り、

生活の全てがヨガにならなければクリヤ・ヨガは、

あなたの人生を滅茶苦茶にするでしょう。

僕は数多くその実例を見ているのです。

 

ですから、

この先のブログや、近く出版する

「クリヤ・ヨガ ファーストクリヤイニシェーション」を読まれる前に、

是非「ヨーガスートラ」の解説書を手に入れて読み始めてください。

スワミ・サッチーダナンダの「ヨガの八段階」をお勧めします。

https://www.amazon.co.jp/八段階のヨーガ-スワミ-チダーナンダ/dp/4862492886/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1512314569&sr=8-1&keywords=ヨガの八段階

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