チャクラにおけるオーム・ジャパ(OM Japa オームの唱名)
オームは輝く光だ。
この光が全身を貫き輝く時、全てが明らかになる、
もはや話したいとか、見たいなどという欲求はなくなる。
シャーマ・チャラン・ラヒリ
このプラクティスの目的は、
前回述べたように、チャクラの結び目を解いていくことです。
各チャクラに集中してOMのマントラを唱えていきます。
この技法により、マインドと感覚のノイズを収めていきます。
各チャクラは特有の音、光、感覚、バイブレーションがあります。
OMを用いて瞑想することにより、
やがて、チャクラの姿が直感的に感じられるようになります。
OMは世界が創造されたときに響いた音とも言われます。
ヨガナンダ大師の著作や伝統的なヨガの経典で説明されているように、
このOMは最高に神聖なマントラであり、
キリスト教ではアーメン、イスラム教ではアーミン、日本ではオンなど、
それぞれの宗教で神聖な言葉として表現されています。
オーム・ジャパ・プラクティス
1. ナディ・ソダナとウッジャイプラナヤマをおこないます。
2. 背筋を伸ばして、瞑想の姿勢になりましょう。
手はチンムドラー(親指と人差し指で輪を作り他の指は揃えて伸ばす)
にして膝の上に置きましょう。
少しの間(3分ほど)呼吸を忘れてブラフマディヤ(眉間)に集中します。
目は閉じておきましょう。
3. OMを唱えます。
「オン」と発音すると良いでしょう。
第一のチャクラであるムラダーラから始めます。
チャクラの中心の位置とその存在と光線を直感を通して感じます。
4. 同じように第二のチャクラ、第三、第四、第五のチャクラでも、
OMを唱えていきます。
プラーナをムラダーラから上昇させていくことを意識してください。
ヴィシュダチャクラまできたら、
ビンドゥー・ビサルガ、メドゥラと続いてOMを唱えます。
そして、第五から第一までのチャクラに下がっていきます。
ビンドゥー・ビサルガを頂点として円を描いて循環するイメージで行います。
この一周をゆっくり行ってください。
5. 3周行ったら、次の3周は心の中でOMを発音して行います。
6. 数週間行ったら、
6周全てを心の中でOMを唱えることで行う。
注意
クリヤ・ヨガの実習はゆっくり行ってください。
これは全てにおいてです。
例えば、このOM・Japaも一周30秒でする方もいますが、
僕はゆっくり行うことをお勧めします。
このOM・Japaを毎日一日一回を7日間続けられるようになったら、
ファースト・クリヤイニシェーションへと進んでいきましょう
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