レッスン1 その4 クタスタのいくつかのテクニック

クタスタのテクニックにはバリエーションがあります。

本来はこのようなテクニックは

クリヤバン(クリヤヨガ の修行者)によって

伝承され保持されてきた秘密です。

 

ですから私のブログや拙著で紹介するテクニックや

説明には一般の方には馴染みのないものかもしれません。

なにせ、どのような本にもブログにも登場しませんからね。

初学者の方はクリヤバンを探すか

SRFやクリヤヨガを教える正統なスクールを

見つけることをお勧めします。

 

 

伝統的にはグルパラムパラと言って

直接にグルに弟子入りして学ぶのが本来の学習方法です

 

ですからSRFの通信教育でさえも

実は本来の教え方ではないのです。

なぜならばクリヤヨガ は単なるテクニックではないからです。

 

私がこのテクニックを公開するのは

旧ブログでも書きましたが

クリヤヨガ の秘密主義を逆手にとって

クリヤの技法でもないものを商売にしている人が

出てきたからです。

 

また様々な秘教、タントラを学んできた結果

本当に大事なことは心の修養であり

あくまでも様々な技法は補助的なものであると

思い至ったからです。

 

ディクシャも個人的には不要と思っています。

多くのクリヤバンが瞑想中にババジからディクシャを受けたり

新しいテクニックを学んだりしています。

 

最近ではディクシャを売りにして

セミナー形式でクリヤを伝授する事は

冒涜に近いのではないかと感じています。

(あくまでも個人の意見です)

 

ですから

このブログはあくまでもガイドラインとして

とらえてください。

今後計画している講習会でも

ディクシャを行うつもりはありません。

個人的にはディクシャなるものを受けていますが

このような習慣は現代では教祖を作ったり

秘密をお金で売ったりなど

弊害の方が大きいと思っています。

 

私は伝統ヨーガの指導者のもとで学べばある程度まで

クリヤヨガ も独習できると私は思います。

 

ではクタスタのテクニックについて以下に説明しましょう。

 

ヨギラジ(ラヒリマハサヤ大師)は

クタスタのテクニックには

以下の効用があると助言しています。

 

1 アストラル界(星幽界)とコーザル界(原因界)に

  存在する軽いカルマ(因果)の破壊

 

2 性的な欲求などの誘惑を克服する

 

3 それらの誘惑のエネルギーを

  アジュナ チャクラの開発へと向ける

 

ですからこのテクニックはいつでも好きなときに行うことができます。

 

ではクタスタのテクニックの手順を説明しましょう。

 

①口と目を閉じます。

 舌はタラビヤクリヤ(できればケチャリムドラ)にします。

 眼球はリラックスさせて眉間のブルマディヤに向けます。

 

②ウッジャイ呼吸でゆっくりと息を吸います。

 優しくシューという音を奏でます。

 レッスン1 その3で説明したクリヤプラナヤマの

 手順にそって

 冷たいプラーナがムラダラチャクラからメドゥーラを通り

 アジュナ チャクラまで上昇することを想像します。

kriyayoga.hatenablog.com

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アジュナ チャクラはちょうど下垂体の位置に存在します。

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③息を吸い終わり肺がいっぱいになったら

 10秒から20秒の間

 アジュナ チャクラに集中して

 意念を用いてエネルギーをアジュナ に注ぎます。

 アジュナ チャクラを光り輝かせるイメージで行います。

 同時に白く光り輝く五芒星であるクタスタを思い描きます。

 この星があらゆるネガティブなエネルギーを

 吸収していると意念します。

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クタスタはブラフマンの星と呼ばれ

ヨガナンダ先生はキリスト意識と呼ばれていました。

クタスタについて学びたい方は

パラマハンサ・ヨガナンダ先生の著作を熟読されると良いでしょう。

 

④そしてゆっくりとウッジャイ呼吸で息を吐きます。

 同時にプラーナがこのクタスタから流れ降るのを

 思い描きます。

 吸気と同じ長さでゆっくりと吐いていきます。

 暖かいエネルギーがムラダラチャクラまで降るのを意念します。

 声帯を用いずに、シュートいう音を奏でます。

 この音によって全身がポジティブなエネルギーに

 満たされていくと意念します。

 

⑤2から3秒間隔を置いてから(その間呼吸は止めている)

 ②から④までを必要な回数行います。

 ヨニムドラでは6回行うと良いでしょう。

 また、誘惑が静まるまで必要な回数行います。

 

 

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