パンチャ(5つの)・コーシャ(鞘)
ここでは一般的にヨーガで説かれている流れで説明して見ましょう。
詳しくは
スリ・ユクテスワギリの「聖なる科学」を是非読んで見てください。
(聖なる科学ではアーナンダマヤコーシャから説明されています)
1.アンナマヤコーシャ
アンナ(食べ物)からできている鞘、身体
2.プラナマヤコーシャ
プラーナからできている身体(生気体)
クリヤヨガ の技法ではこのプラーナを操作します。
マノマヤコーシャと肉体をつなぐものであり
両方のエネルギーを調整するものです。
3.マノマヤコーシャ
感情と思考のエネルギーの場です。
マノマヤとはマナス(感覚)のもたらす幻惑という意味です。
ギャネンドリヤ(感覚器官)五感で得られた情報は
チッタ(心)のマナス(感覚意識)の影響を受けて
様々な思いと感情を形つくり
それがマノマヤコーシャという体の栄養になります。
仏教では意識と合わせて
眼 耳 鼻 舌 身 意(げんにびぜっしんに) を 六根 と言います。
アジュナ チャクラと関係があります。
特に感情はマニピュラチャクラと関係があります。
アストラル体(星幽体)と呼ぶ人もいます。
4.ヴィジュナナマヤコーシャ
ブッディとアハムカーラ(我 エゴ)の活動するエネルギー場です。
メンタル体(思考体)と呼ぶ人もいます。また知性の働くところです。
スリ・ユクテスワギリはブディ(理性)の場であり
ヴィヴェーカ(識別)の叡智の意味から
ギャナマヤコーシャと呼んでいました。
5.アーナンダマヤコーシャ
コーザル体(原因体)と呼ぶ人もいます。
カルマのエネルギー、因果応報の宇宙のエネルギーの場です。
ここは本来は純粋な心、意識の場所であり
アーナンダ(至福に満ちたところなのです)
さて
人が死ぬと残るものが3つあります。
それは魂です。
クリヤの技法により純化された霊は
通常の人と違い全ての霊を保存して生まれ変わることができます。
クリヤの技法を実践しなかった霊は未完成のために
次の転生でも十分な働きができません。
生まれながらにして頭脳明晰な人や
音楽の才能に秀でている人
何をしても不器用な人
その差は前世での霊の状態を引き継いでいるからなのです。
そして
パーソナリティと呼ばれるエネルギーです。
これはいわば残像のようなものです。
墓場に行くとよくいます。
私は中学生の頃は意識しなくてもよく霊を見ていたので
お盆の時期に山の墓場にたくさん人がいてびっくりした覚えがあります。
一緒に散歩していたお祖母さんに
「今日はいつもよりたくさん人がいたね」
と言ったら
「いつも誰もいないわ!この子、怖がらせようとして何言ってるの!」
とうちの母に怒っていました。
いつも
何人か山に行くといるのに・・・・
墓に供え物をすると喜んで
そのエネルギーで何十年も生きています。
でも、霊ではありません。
当の本人は生まれ変わっていても
その幽霊はいつまでも墓場とか愛着や
恨みのある場所にいます。
特に
陰惨な事件の後や
血が流れた場所は
強力な想念が残っているので
見える人や 霊媒体質の人は近づかないようにしてください。
血液の力は霊の力を倍増するので
特に夜中などは はっきりと見えることがあります。
あと残るのは
その人のアハンカーラ(我 エゴ)です。
このエゴが、その人の性格を形つくります。
生まれながらにして性格が違うのは
前世で培ったものなのです。
アヴァターと普通の人間との違いは何か
アヴァターはもはやカルマから解放された存在です。
霊を完成させ(黄金の体)不滅の存在です。
ですからカルマとダルマの法則
輪廻転生の輪の中から解放されています。
彼らは人類への愛ゆえに人の体を持って生まれてきます。
時には特定の種族、動物などの進化を促すために
動物に生まれ変わることもあります。
古今東西のシャーマンはそれを知っているために
特定の動物を神の化身として崇めていました。
残念ながらこの地上に住む私たちの多くは輪廻の輪の中で
流転している存在です。
この地上に生きている理由は
カルマの負債を支払うためなのです。
カルマを支払うには3つの方法があります。
苦しみ病気で支払う
積極的に人を助ける
クリヤヨガ などの神秘的な行を行う
次回はジャパヨガについてお話ししましょう。
OM
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