クリヤプラナヤマの効用とは
このエクササイズを通して、
プラーナが内在化していくことでしょう。
パタンジャリのアシュタンガ(八支則)の、
5番目のプラティヤハーラは、
この方法によって具体的に実行できます。
日本語で制感と訳されており、
多くの人は、“感覚と戦い、コントロール”すること、
と考えています。
もちろん、それは間違いではありませんが、
戦う前に、自分の中で何が起きているのかを、
内省する作業が大事なのです。
それが、仏陀の教えた“ヴィッパサナー”なのです。
日本でもマインドフルネスとしてブームになりましたが、
いつものごとく、全く違うもになって伝わっています。
自己コントロールの前に、自己認識があり、
それが、このヴィッパサナーです。
そして、外に向かうプラーナを、
内在化することにより、
自己認識と感覚の制御が完成するのです。
そして、このクリヤプラナヤマこそ、
プラティヤハーラの近道なのです。
OM
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