スワミジの言葉 霊的な訓令 12. 14. 15.

さて

以前にも申し上げたように

私はカトリックで30年前に洗礼を受けました。

その後すぐに札幌に移り住み

堅信式は受けませんでしたが、

今でもお祈りは続けています。

 

カトリックの洗礼を受けた理由は、

10代から仏教を学び、その後は西洋カッバラーを学び

様々な哲学を学ぶ中で、

やはり、中途半端な学びは危険であると考えて、

聖書の勉強会や、カトリック主催の青年黙想会に通う中で、

洗礼を受けたのです。

 

当時は多感な時期であり、

瞑想は主に修道院で指導を受けて行なっていました。

その中で様々な神秘体験をしましたが、

誰も説明できる人がいなくて、

失望したことを覚えています。

 

看護師として働きながら、

大学に通い、心理学や心理療法を学ぶことが、

客観的な視点を持つとても良い機会となりました。

 

読者の皆さんの中には

指導者を持たない人も多いと思いますが、

どうぞ、

客観的な視点を持つ上でも、

経験と知識がある方を選んで指導を受けてください。

やはり、伝統的な方法や、アカデミックな経験がある方が

望ましいのです。

 

20代によく読んだ本が

聖フランシスコの「小さき花」ですね。

 

 

 

この本は聖フランシスコが書いたものではなく、

聖フランシスコや弟子たちの行伝なのですが

彼らの信仰の深さに

当時は一人で笑ったり泣いたりしたものです。

 

弟子の中では

特に聖アントニオに心が惹かれました。 

この本はもう絶版のようですが、

今も大事に持っています。

 

 

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聖アントニオは言葉を大切にした聖人として知られています。

失せ物、結婚、縁結び、花嫁、不妊症に悩む人々、愛、老人、

動物の保護者として知られています。

何かなくし物をした時は

パドヴァの聖アントニオ、我らのために祈り給え」

と唱えながら探すと見つかるとされていて、

今でも、何かを探す時は習慣的に唱えてしまいます。

1231年、パドヴァの聖アントニウスは、

麦角中毒になり、35歳で亡くなったそうです。

死後30年たってから、その遺体を掘り返すと、舌だけが柔らかなまま、

まるで生きているような状態で完璧に残っていたということです。

 

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カトリックでは聖人の持ち物や、

体の一部などは聖遺物として信仰の対象となるのですが、

御多分に洩れずアントニオの舌も信仰の対象となっています。

 

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ウェストミンスター大聖堂ではこのように、

多くの人が聖遺物を前に祈っています。

 

他にも無数の聖人の遺物が信仰の対象になっています。

有名なのは、

日本にもゆかりの深い 、聖ザビエルですね。

フランシスコ・ザビエルは、1552年12月3日、

マカオ南方の上川島(サンショアン島)で亡くなります。

遺体はインドのゴアに運ばれました(1554年)。

イエズス会員の要望を受けて、

当時のイエズス会総長がゴア管区長に

片腕を切り取って日本に運ぶよう命じたそうです。なんと!!

 1619年、右腕の肩から肘までを切り取り、

ゴアからマカオに送られました。

その時なんと鮮血が流れたそうです・・・・・

そんなアフォな!!!!!

そこからいったんは日本に運ばれましたが、

時代が悪く、

キリスト教迫害下の日本では安全が保証されないとの思いから、

再びマカオに送り返されました。

 以後約200年間は聖ポール聖堂に保管されていました。

聖ポール聖堂が1835年に焼失した後、

聖アントニオ教会に移されていました。

その後、聖フランシスコ・ザビエル教会(1990年代半ばまで)

に置かれていたようですが、

現在では、聖ヨセフ教会に保管されています。

ザビエルの片腕は長い流浪の旅を経て、今ここにあります。

なお、ザビエルの遺骸の本体はインドのゴアのボン・ジェズ教会にあるようです。

さらに、右腕の下腕(肘から手指までの部分)は

イタリア・ローマのジェズ教会で見ることができます。

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日本に来たこともありますよ。

なんともすごい話です。

死後も働く聖ザビエル。

ブラック企業やん💣

労働基準局に訴えたほうがいいかもしれません笑

 

なんて

話はこれくらいにして

 

それでは

グルデヴ  シヴァーナンダの

霊的な訓令の続きです。

 

 

 

13.モウナ(沈黙の誓い)を守りなさい MOUNA

1日に数時間はモウナ(沈黙の誓い)を守りなさい。

沈黙を守っている間は、

言葉にしない音での会話や、身ぶりや手振りはしないように。

 

14.言葉の修養

いかなる犠牲を払ってでも真実を話しなさい。

優しく話すのです。

常に元気づける言葉を発しなさい。

人を非難したり、責めたり、

落胆させる言葉は、決して発してはなりません。

幼い子供たちや、身分の低い人たちに対して、

大声をあげたり、怒鳴ったりしてはいけません。

 

  1. 心を満たしなさい

あなたの欲求を減らしなさい。

あなたが4枚のシャツを持っているなら、

3枚か2枚に減らしなさい。

幸せで、満足した生活を送りなさい。

取り越し苦労をおやめなさい。

何事にも揺るがない心を持つのです。

 

 

皆様に平安がありますように。

OM Shantih

なお今回の記事は

ハシムの世界史への旅

さんのHPより一部抜粋と参考にしました。

ありがとうございます。

 

 

 

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