①ナディとバンダ  ムーラバンダ

全身を流れるエネルギー、

 

プラーナ、気の流れはナディと呼ばれます。

 

 

それは本山博博士が、

 

シヴァナンダヨーガのスワミであるサティヤーナンダ先生と研究した結果として

 

 

証明されています。

 

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私たちの全身のエネルギーの流れは

 

様々な障壁が存在しており

 

そのことが心の不安定や感情の浮き沈みにも繋がっています

 

これらの障壁、境界を取り去るベーダの技法があります。

 

それはスールヤ ウジャーイ シータリー バスティの4種類です。

 

この4種類のベーダにはバンダが伴います。

 

バンダはクンバカを行う前と後に行うものがあります。

 

 

バンダは3種類があります

1. ムーラバンダ(肛門 括約筋の締め上げ)

2. ウディイヤーナバンダ(腹部の締め付け)

3. ジャーランダラバンダ(顎を胸につけるように引いて喉を締める)

 

このようなバンダの目的は

 

ヨーガの八支則の重要な階梯、

 

プラティヤハーラの重要な基礎ともなる部分です。

 

多くの人はプラティヤハーラを

 

心と感情をコントロールしたり 押えつけることと誤解しています。

 

これはとても危険なことです。

 

プラティヤハーラとはプラーナを内在化すること。

言い換えるならばエネルギーの流れを逆向きにすることです。

 

キリストは 

目が罪を犯すなら抉り取れ 手が悪いことをするならば切り取れ

目や手があってゲヘナ(地獄)に行くよりも ましだからだ

と教えましたが

 

実際のところ これはラージャヨーガの深い教えを説いています。

 

私たちが感覚の対象に魅惑されて 我を忘れるのは

感覚の対象と感覚器官(五感)と心が結びついているからなのです。

 

 

そして、常にエネルギー、プラーナは外に流れ、

下に流れていきます。

このエネルギーの流れを逆転するときに

人は対象物や外界の出来事への自己同一視から解放されます。

 

ですからバンダはエネルギーの流れを変えるための重要な技法なのです。

 

 

ムーラバンダによって

常に下降する性質のアパーナは上昇させられます。

もしほおっておくならば、

情欲や貪欲のエネルギーを掻き立てるでしょう。

 

このアパーナは肛門から心臓の間にあるアグニ(火の領域)に達すると

燃え上がり、心臓から眉間の領域の風の力でさらに上昇して、

プラーナを混ざり

 

その結果クンダリニーが目覚めていきます。

 

ですから

ヨギは毎日ムーラバンダを実践しなければなりません。

 

 

 

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OM

 

Shantih

 

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