スワミジの言葉 イエスの生涯 新連載 7

どこに行っても彼の後には大勢の人がつき従いました。

そこで主はGergensenesに舟で渡ろうと望みました。

(訳注Gergesa、現代のKursi

ガリラヤ湖東海岸に位置する海を見下ろす急な海辺)

彼が舟に乗りこもうとしていると、

一人の律法学者が主に従うためにやってきました。

主イエスは彼に向かって言いました。

「キツネには穴があり、空の鳥には巣があります。

しかし人の子はどこにも枕するところがありません」

 

 

 

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偉大なる主にはご自身の家がありませんでした。

しかし、こんにち、

すべての人の心を主は住まいとして留まっています。

これこそ放棄の輝かしい実りなのです。

主に付き従おうと欲するものは皆、

このように、世俗へのすべての愛着を放棄し、

この世にまつわる全てを放棄して、自由を達成すべきなのです。

 

 

ある弟子は、亡くなった父親を埋葬しようとしていました。

主は彼に言いました。

「私に従いなさい、死者は死者によって葬らせるがよい」と。

これこそ心に響く呼びかけです。

「私に従いなさい」そうイエスは呼びかけています。

この世の無意味な事柄にとらわれて、

己の本質を理解もせず、死んだも同然の人々を思い煩うな、

死の弔いのために嘆き悲しむ人々もまた、

すでに世にいながら死んでいるのだから。

まことの義務を行う者こそ、生きており主に従うのだ。

 

 

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そして、彼らは舟に乗り湖を渡った。

夜になると、激しい暴風が海上を襲い、

怒り狂った波で舟は危機に瀕した。

弟子たちは、荒れ狂う波で舟が転覆するのではないかと、

気もそぞろになりました。

そして、もはや舟はひっくり返るのだと騒ぎ始めました。

彼らは主もとにいき、主を起こしました。

すると主は彼らの信仰のなさを笑いました。

主が乗っている舟がどうやったら転覆できるのでしょうか?

主は嵐が止まるように命じました。

するとただちに湖は凪になったのです。

この出来事は弟子たちの信仰を大いに高めました。

「いったい、この方はどういう方なのだろう。

風や湖さえも従うではないか」

彼らはお互いに言った。

 

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主が再び自分の町ナザレに戻ったとき、

人々は麻痺に苦しんでいる男性を連れて来ました。

主は彼に声高く祝福してこう言いました。

「元気を出しなさい、私の子よ。あなたの罪は許されます。」

「これは冒涜だ」と、律法学者たちは叫びました。

しかし主は、

この地上で罪を許す力を持っていることを断言し、

病人に床を蹴って起き上がり家に歩いて帰るように命じました。

そのとき、ああ、なんと、

奇跡が起こって、その男は癒されたのです。

 

 

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