スワミジの言葉 イエスの生涯 新連載 28

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主の祈り

もし、神の意志がこの地上で行われ、

彼の恵みによって私たちがあらゆる面で満たされるとしたら、

私たちは何のために祈るべきでしょうか?

「あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、

あなたがたに必要なものを知っておられるからです」

マタイ福音書6章8

このように、主イエスは思い起こさせました。

ですから祈りは、神のお恵みのため、

常に神のみ心を思い起こすため、

神の意志があなたを通して働くため、

神の許しを請うために行なうものです。

宇宙には神秘的な力が存在します。

サタン

それは良き人さえ誘惑し、賢明な人をも欺き、

偉大な人でさえ堕落させます。

ですから主は、あなたがこの力に対抗して守られるために、

祈りを与えられました。

主イエスが授けてくれた美しい祈りがあります。

 

 

主の祈り

天におられるわたしたちの父よ、

み名が聖とされますように。

み国が来ますように。

みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。

わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。

わたしたちの罪をおゆるしください。

わたしたちも人をゆるします。

わたしたちを誘惑におちいらせず、

悪からお救いください。

 

御国と力と栄光が

世々かぎりなくありますように。

アーメン。

 

 

「日ごとの糧」(パン)とは、生き長らえさせるための、

物質的なパンや食べ物だけを意味していません。

野に咲くユリの花でさえ、神は豊かで鮮やかな色で飾られ、

空の鳥でさえも養ってくださっている。

神はあなたが必要とすることを知っており、

祈り求めなくても、あなたの口を食べ物で満たし、

衣を身につけさせてくれている。

そのように主イエスは私たちに神のお守りを請け負っています。

 

それだから、あなたがたに言っておく。

何を食べようか、何を飲もうかと、

自分の命のことで思いわずらい、

何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。

命は食物にまさり、からだは着物にまさるではないか。

26 空の鳥を見るがよい。

まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。

それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。

あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。

マタイ福音書6章25 26

 

 

このことについて黙想して、あなたの命を支え、

あなたに与えられている神の最高の恵みを悟りなさい。

そうすれば、主の不滅の言葉をはっきりと理解するでしょう。

「あなたがたは地上に宝を積んではならない。

そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、

また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。

宝は、天に積みなさい。

そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、

また、盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。

あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるのだ。」

マタイ福音書六章19〜21

 

 

このような革新的な価値観によってのみ、

心の内からの無執着が生じ、内なる神の国が実現されます。

「あなたの宝のあるところに、あなたの心もある」

識別を育むのです。

この世の富など気にかけてはなりません。

それらは腐り易く、永続的な平和と幸福を与えてくれません。

定期的な祈り、瞑想、慈善を行うことにより、

霊的な富の獲得に専念しなさい。

したがって、この主の祈りは、霊的なパン、霊的な食べ物、

言い換えるならば、神への献身と正しい識別のためなのです。

「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。

そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる」

マタイ6章28

と主は言われたのです。

 

 

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あら探しを見つけることをやめる

これらのことを言い終えると、

よくあることではあるが、人が最も犯す破滅的な過ちについて、

弟子たちに徹底的に厳しい警告を続けました。

主イエスが述べたのは、非常に一般的ではあるが、

人の間違いを見つけるという過ちについてです。

これは、また、人のエゴによる働きについてです。

それは、他人の欠点を見つけることにより、

自分の過ちを覆い隠そうとすることについてです。

人はいつも他人の弱さと罪を非常に気にかけているものです。

しかし、それらを矯正したいのではなく、

彼自身の活力を蝕んでいる100万もの欠点など、

これっぽっちも気にとめることもなく、

自分が優位であることを示したいからなのです!

自分の内にある手強い欠点を気にかける人とは誰ですか?

霊的な英雄だけが毅然として内奥を見つめて、

内省をして自己分析を行い、自分自身を完全にしようとします。

 

 

主イエスは、あなた方全員が、

無駄な悪口屋ではなく、霊的英雄になることを願っています。

「なぜ、兄弟の目にあるちりを見ながら、

自分の目にある梁を認めないのか?」と主は尋ねています。

「あなたがた偽善者よ、

まず自分の目から梁を取りのけるがよい。

そうすれば、はっきり見えるようになって、

兄弟の目からちりを取りのけることができるだろう」

これは、真理に従って歩む、

すべての探求者が常に心に留めておくべき、

非常に、非常に重大な警告なのです。

 

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