目次
思慮深くありなさい
霊的理想を実現することを求めるならば、
霊的経験を積むために、主が与えてくれるすべての機会を、
受け入れる覚悟が必要です。
もし機会を逃してしまうならば、
神の御恵みを受け損なうかも知れないからです。
「用心しなさい」と、
金持が催した宴会の、印象的な譬え話を通して、
イエスは語りました。
金持ちの主人は素晴らしいご馳走で宴会を準備し、
僕を遣わして友人を食事に招きました。
ところが、友人たちは皆、言い訳をして来ませんでした。
それぞれに、個人的な問題などあり、
ある人は新たに購入した土地、他の人は牛の世話、
また他の人は若い妻のこと、などなど。
主人は、彼らの言い訳を聞くと、大変怒りました。
そして「街の通りに行け」と僕に言って、
「貧しい者と体の不自由な者、そして盲人を連れて来い」
と命じたのです。
それでも、まだ席に空きがあったため、主人は命じました。
「街に出かけて大通りや生垣にいる人、
身分の卑しい者たちや、貧困者たちを、
無理にでもこの饗宴に連れて来てくれ。
私の招待を断った人たちは、
ご馳走を味わうことは決してないだろう」
そのように、霊的な向上の機会が与えられた時、
それを拒否する大きな失敗をしてはなりません。
なぜなら、後になって、
気にもかけず、思慮のなさによって、
わざと避け、無視した、大いなる恵みについて、
嘆き悲しまなければなりませんから。
神の平安が皆様と共にありますように
コメント