寝ずの番をしなさい
終わりに、美しい譬え話をしましょう。
賢い花嫁たちと、愚かな花嫁たちの話です。
この話を通して、主イエスが教えようとしたのは、
もし、私たちがすべての霊的な機会を利用したいのであれば、
最大限に警戒し、寝ずの番をする必要があるということです。
花婿を待っている間に、10人の花嫁は眠ってしまいしたが、
5人は賢明にもランプのために油を用意していました。
しかし他の5人は愚かで油の用意をしてなかったのです。
ですから花婿が突然やって来て、呼び出しを受けた時、
愚かな花嫁たちのランプが消えていましたが、
ランプを明るく灯し続けていた賢い花嫁たちは、
愛でたい結婚の式典に容易く出かけることができました。
しかし、他の5人は余りにも遅くなり、
婚礼式から締め出されてしまいました。
そのように、
霊的な祝福の吉兆の時がいつ来るのか分かりませんから、
あなたは常に見張りをしなければなりません。
こうして、これらの美しく賢明なすべての譬えを通して、
真理、悔い改め、感受、自制、放棄への準備、
そして常に警戒する霊的寝ずの番という、
貴重な教訓を教えたのです。
「ウッティストハタ ジャグラタ プラピャ ヴァランニボダータ」
の素晴らしい教訓を主は教えてくれました。
(訳注 uttishthata jagrata prapya varannibodhata
カタウパニシャッドの韻文
उत्तिष्ठतजाग्रतप्राप्यवरान्निबोधत,
क्षुरासन्नधारानिशितादुरत्यद्दुर्गमपथ: तत्कवयोवदन्ति|
Uttisthata Jagrata Prapya Varannibodhata
Kshurasanna Dhara Nishita Durataya
durgama Pathah tat kavayo Vadanti
立ち上がれ!目覚めよ!
偉大なる者に近づき学べ。
道とはカミソリの刃の上を歩くようなものだ。
そのように賢者は語る。
なぜなら道とは、
足を踏み入れるのも渡るのも困難だからだ)
このように、約20世紀前に主は生き、人々を教えたのです。
こうして、光は輝き、照らし、それは使徒たちに受け継がれ、
後に彼らによって広がり、全世界を包みました。
どうかすべての人々が恵み深いイエス・キリストに祈り、
神の崇高な存在の光で私たちの本質が照らされて、
畏れ多くもキリスト意識の恵みを授けられますように。
そうして、すべての人々が、謙虚に努力して主の足跡に従い、
暗闇から永遠の光に、儚い現象のこの非現実の世界から、
最高の本質である超自然の現実へと上昇できますように。
すべての人々が、死すべきこの世界を飛び越えて、
不死の生命へ到達できますように!
すべての人々が、苦痛と悲しみのこの国から、
永遠の光と果てしない至福の国へと、
神の愛と恵みの力によって引き上げられますように!
神の化身、イエスの平安がありますように。
アーメン。
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