ディヤーナ・ヨーガ その2 スワミ シヴァーナンダ の教え

それでは 本日から 翻訳の掲載を

再開しましょう。

 

そして少しずつ 哲学だけではなく 動画と合わせて

 

具体的な 技法についても お伝えをしていきたいと思います。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

 

序論

目次

1.瞑想の科学

集中とは、特定の対象に心を留めている状態です。

その対象における途切れのない知識の流れを、

瞑想と呼びます。

瞑想は、集中の対象に関する秩序整然とした思考の流れです。

瞑想は集中の後に起こります。

集中は瞑想に溶け込んでいきます。

瞑想によってマインドの扉を開き、

直観的な知識と多くのパワーを手に入れることができます。

瞑想によって、

あなたが望むものは何でも手に入れることができます。

瞑想中は、全ての世俗的な考えを、

マインド(心)から締め出さなければなりません。

サンスクリット語で瞑想はディヤーナと呼ばれ、

ヨーガの八支則(段階)の七番目に位置します。

瞑想と他のスピリチュアルな練習と実践のために、

個別の部屋を用意すると良いでしょう。

その部屋は神の神殿と見なされるべきです。

他の誰も部屋に入れないようにしてください。

部屋には信仰深く敬虔な心を持って入るべきです。

 

 

嫉妬、欲望、貪欲、怒りという四つの壁、

四つの考えに囲まれた部屋にしてはいけません。

いかなる世俗的な会話も大目に見てはいけません。

なぜなら、

発せられる言葉、心に抱く思い、あらゆる行いは、

どこかに消えてしまうのでは無いのですから。

部屋を取り巻くエーテルの精妙な層に、

それらのエネルギーは蓄積して、

マインド(心と感情)に影響を与え続けるのです。

偉大な聖人、賢者、預言者、世界の教師の、

心を啓発させる写真で部屋を飾りましょう。

部屋の目立つ場所に、守護神(イシュタ・デヴァータ)や、

クリシュナ神シヴァ神、女神、またはイエス様のような、

美しい写真や画像を掲げておくのです。

写真の神の顔が東または北を向くようにします。

そして、それら神の像の前に座席を設けます。

バガヴァッド・ギータ、ウパニシャッドヴェーダンタ経典、

叙事詩ラーマヤーナ、聖典ヨーガヴァシシュタのような、

宗教的、哲学的な本を手元に置いておきなさい。

 

 

顔、手足を洗ってから部屋に入りましょう。

入室したら、樟脳を燃やし、お香を炊きます。

神様の前にアーサナ(坐法)で座り、

主の御名を繰り返すか、賛美歌を歌います。

その後、集中と瞑想の練習を行うと良いでしょう。

 

サーダナのための理想を叶える所はありません。

世界中を駆け巡っても、

あらゆる観点から満足できる、理想的な所はありません。

どの場所にもいくつかの利点と欠点があります。

したがって、他よりも有利な場所を選択する必要があります。

一度選んだら、最後までそこで粘るべきです。

困難に直面しているときに、

場所を変えることを考えてはいけません。

どんなことがあっても困難を耐え抜きなさい。

インドの聖なる地である、

リシケーシュ(ヒマラヤ)、ハリドワール、ウッタルカシ、

バドリナラヤン、ガンゴートリ、カイラス山、

ブリンダバン、バナラス、ナーシク、アヨーディヤー

はすべて瞑想に最適な場所です。

 

 

瞑想の練習に適して最も相応しい時は、

疑いようもなくブラフマムフルタ、

午前4時から6時に時間帯です。

ここち良い眠りの後で気持ちが一新して、

心穏やかで純粋なときです。

その心は何も描かれていな白紙のようなものです。

そのような時、あなたの望み通りに心を形作れます。

何よりもこの時の雰囲気には、

純粋さと善性さが満ち溢れています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次