新刊のご案内 「キリストのクリアヨガ」 について

お久しぶりです

 

最近はコロナで世間は大変なことになっていますが

 

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

さて現在ホーン・ソー行法について焦点を当てて

執筆中です。

 

ブログの中で幾度となく書いていますが

私が公開しているものはSRFの流派とは違いますが原理は同じです。

 

日本ではSRFだけが有名になっていますが

クリヤヨガ はSRFだけが教えているのではなく

私が学んだ伝統ヨーガであるシヴァーナンダヨーガでも

教えられているものです。

 

私はシヴァーナンダヨーガではATTC(アドヴァンティーチャー)を卒業していますが

ヴィシュヌデヴァーナンダ師のティーチャートレーニングでは

クリヤヨガ は教科にはありませんでした。

現在クリヤヨガ を教えているのは

シヴァーナンダ先生の高弟であるスワミ・サッチャーナンダ師のグループです。

 

かなり手厳しいことを言うようですが、

多くのヨーガ探求者が、本来の目的を理解せずに、

限られた知識と経験でクリヤヨガ について語るのを見るのは

心苦しいものです。

 

SRFの教義でさえも実はインドの伝統ヨーガでは、

ヨガナンダ師のヨーガを広めた功績を評価されているものの

その内容については

「なぜこれをクリヤヨガ と呼ぶのか」

「本来のラヒリマハサヤの教えと違う」

と批判されていて

日本や海外での評価との温度差を感じます。

 

この理由については明白で、

SRFでは全ての技法を取り入れていないこと

弟子によって受けた技法の数や段階が違うことが挙げられます。

また、クリヤヨガ を普及する上で必要以上に神格化をしてしまったことも

原因として言えるでしょう。

また個別の体験としては、

これは私の霊的な体験ですが

大師たちからは

あくまでも今伝えられているものは新しいクリヤヨガ の基礎に過ぎず

私がそれを伝えなさい。

というものです。

 

 

ヨーガとは本来、個人が体験していくものです。

拙著でも記述していますが、

チャクラで体験する音も、個別差があり、

その音やバイブレーションを体験して、

チャクラを「見た」と言えます。

さらには、クンダリニーの上昇とそれに伴う、

アハンカーラの死という個別体験が重要なキーとなります。

ですから更なる技法を伝達することは本という形では限界があります。

限界がありますが、

その限界を超えるためにさらに進化した技法を伝えるというのが

私の使命だと言われています。

 

 

私が著作を行う理由は、

正しい本来の目的を広めることであり、

SRF(本来は会員以外は秘密とされている)の教義を暴露することではありません。

さらには、

多くの方が古い教義に固執したり、

目的を忘れて、技法や教義が教える内容にこだわっていますが、

学びたくても学べない多くの人に、

さらに簡素化して誰でも学べる技法を公開する目的があります。

もし、自身が学んだクリヤヨガ が正統であり正しいと思うのであれば、

ブログでも拙著でも書いていますが、

それを否定するつもりはありませんし、

なんども書いていますが、そのような方はそのままご自身のやり方を貫くべきです。

 

 

あまり公にはしたくはありませんが、

クリヤヨガ を行うと、人は個別に霊的な存在から

インスピレーションや時には目に見える形で指導を受けます。

私自身がこのような著作を行うのは、

自己顕示のためではなく、

そのような方々の指導、アドバイスからでもあります。

 

クリヤヨガ を学んでいるという方々は、

自身の教えと違うものを安易に批判、拒絶するのではなく、

真摯に自身の体験を吟味して、

耳を傾けてはいかがでしょうか?

 

あなたの学んだ方法でクンダリニーは目覚めましたか?

チャクラが開きましたか?

大師がた、マスターがた天使に会いましたか?

霊的に彼らと話ができますか?

 

 

私は「はい」と答えることができます。

 

このブログも、著作も彼らの要請による仕事なのです。

OM

 

 

それでは執筆中の内容を載せて行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 キリストのクリヤヨガ

技法1ホーン・ソーの手引き

初級から上級の技法について

マリア・ステファノ著

中野憲司 編集

21世紀のクリヤヨガシリーズ

 

 

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  序文

この書では数多くあるクリヤヨガの技法の中でも、

ホーン・ソー行法に焦点を当てて解説します。

多くのクリヤバン(クリヤヨガの修行者)が述べている様に、

クリヤの技法の中でも、ホーン・ソー行法は大変重要であり、

さらにオーム行法を行えば十分な成果を得ることができます。

この書では、ホーン・ソー行法の理論と背景を説明して、

最短でクリヤヨガを習得できる様に構成されています。

目次

  なぜこの技法を公開するのか

その前に、

私自身について少しお話をしておきたいと思います。

多くの読者にとっては、私がなんの権威を持って、

この行法を公開しているのか疑問に思うところですし、

行法の信頼性がなければ実践することもできないでしょう。

私は今から35年以上前に、

東方聖堂騎士団(OTO)と呼ばれる協会の会員となり、

10代にしてイニシエーションを受けて、

東西の秘教について学びました。

この団体は歴史ある団体で、

アレイスタークロウリーが再編したことで魔術界では有名です。

 

OTOは現在も存在しますが、内部は非常に複雑です。

というのも、

魔術結社につきものの分裂や闘争を繰り返したからです。

20世紀初頭にアーノルド・クルム・ヘラーという人物が、

メキシコでグノーシス教会というロッジを開設しました。

このメキシコのロッジの出身である、

グランドマスターであるサマエル・アウン・べオールによって、

私は教えを受けました。

私はのちに、パラマハンサ・ヨガナンダ大師による

SRFでも学びました。

さらにインドへ渡航して、

シヴァーナンダ・ヨーガのヴェーダンタセンターでも学び、

ヨーガの技法を研究してきたのです。

その結果、

SRFで伝えられている多くの技法や、ラヒリマハサヤ大師や、

弟子たちによって伝承されている技法は初歩的であり、

21世紀に教えられるべき技法の基礎でしかない。

その様に結論できました。

 

 

私自身がみなさんにお伝えしているのは、

本来のクリヤの目的と原理に基づいているものです。

そしてその源はOTOから伝えられてものです。

さらに伝統ヨーガのクリヤヨガを学び、

無駄を省き、誰でも行えるように整理したものです。

ですからSRFや他のクリヤの伝承の掟に縛られません。

当然イニシエーションやディクシャは必要ありません。

クリヤの技法とは、

古い霊、すなわち欲望に根ざした霊を死なせて、

キリスト意識の中に復活する技法です。

ラヒリマハサヤ大師以外にもババジの弟子は存在し、

その中には西洋人も含まれます。

それぞれの弟子が、ババジの孫弟子にクリヤを伝授する際に、

技法の細分化をおこない、また準備のできていない弟子には、

基礎の基礎までしか教えていません。

そのため、

本来シンプルであった技法が数多くに増えてしまったのです。

ナディ・ショダナやウッジャイプラーナヤマなどの呼吸法、

全身の血液とプラーナの循環をよくするための、

体操(アーサナ)までもがクリヤヨガとしての技法として、

数えられているのはそのためです。

 

 

レンガを積んでいけば、いつの間にか家は立つのでしょうか?

どの様な家を建てるか、そのためにどの様な土地を選ぶべきか、

その様にイメージして働かなければ、

何よりも土台を築かなければ、

ただレンガの山ができるだけです。

クリヤヨガも同じです。

多くの技法を学び、秘密とされている行法を行えば、

ヨーガは完成するでしょうか?

多くの人々が、本来の技法や目的を理解せずに実践して、

成果が得られずに、かえって不安や失望を味わっています。

また、技法の切り売りをしたり、

中には本来はクリヤヨガとは言えないものを教えている者もいます。

そのような現状を見て、

私はできる限り今までの著作で本来あるべき姿を伝えてきました。

 

 

 

  なぜキリストのクリヤヨガなのか

多くの人々が指摘しているように、

SRFやクリヤバンが本来秘密とされているものを公開することは、

彼らにとって不都合であり、

(とはいえ、その技法の多くは伝統ヨーガでは秘密ではない)

私自身もSRFの会員であることから、制限して著作してきました。

今回、改めて著作するのは、あくまでもOTOの教え、つまり、

ドイツやヨーロッパにババジの弟子が伝えて発展した技法と、

私自身が研究した成果をもとに、

読者が独習できるように公開するものです。

ただし、当然のことながら、共通する技法ですから、

名称も読者がわかりやすい名前をつけています。

そして大事なことは、

この技法はイエス・キリストが教えていたものなのです。

ヨガナンダ大師も著作の中で伝えていますが、

キリスト自身が12使徒に伝えていたものはクリヤヨガであり、

聖書の中には多くが改変されていますが、

その原理について詳細に記述があります。

例えば、ヨハネ福音書でのカナの婚宴での奇跡は、

ワインの変化ではなく、シャクティー(性エネルギー)の、

昇華についての手引きであることは、明白な事実です。

 

 

 また、

「貴方は燃える蛇を作り、それを旗さおも上につけよ。

すべてかまれた者は、それを仰ぎ見れば、生きる。」民数記21章

旧約聖書に書かれてあるように、

モーセもまたファラオたちの秘密を授けられていたことは明白です。

燃える蛇とはクンダリニーのことであり、

さおとは脊髄の中心を通るスシュムナーを意味しています。

それは、性エネルギーを昇華して、古い霊に死に、

キリスト意識に復活することを意味しています。

モーゼの教えはラビたちを通して伝承され、

さらにはクリスチャン・ローゼンクロイツや、

ヨーロッパの秘密結社を通して伝承されてきました。

現在はそれらの結社の多くは形骸化してしまい、

本来の教えは失われてしまいました。

それは現在のヨーガを伝える多くの団体でも同じです。

ヨガナンダ大師は全ての教えを人類に授けたわけではありません。

そのように述べることは心苦しいですが本当です。

私は、自身の研究の成果として、

この書でホーン・ソー行法と、さらに発展した技法を伝え、

さらに続く書で、クンダリニーの秘密と、

霊の再生の科学をお伝えします。

 

 

「茨からぶどうを、あざみからいちじくを集める者があろうか。

そのように、すべて良い木は良い実を結び、

悪い木は悪い実を結ぶ。良い木が悪い実をならせることはないし

悪い木が良い実をならせることはできない。」

マタイの福音書第7章16-18節

このように、皆さんがこの本を読まれるならば、

私が嘘を書いているのか、

真実を書いているのかお分かりになるでしょう。

さらに、この書で書かれている行法を実践するのであれば、

皆さん自身の心と霊が豊かになり、健康になり、

幸福の実りを受けることでしょう。

特にSRFや正当なクリヤを学んできた人は、

今まで何が足りなかったのか、

そして目的が何かを明確にでき、

さらなる進歩を遂げることができるでしょう。

それこそが私の望みであります。

 

皆さんに平安がありますように。

オーム・シャンティ・シャンティ・シャンティヒ

マリア・ステファノ

 

 

続く

 

 

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