すぐにでも、神秘的体験をしたいと望むならば、
ドリームヨガから始めると良い。
あなたの生活環境が落ちついているなら、
すでに勝利を手にしているも同然である。
(それほどドリームヨガは行いやすく達成しやすい)
心構え
就寝前には澄み切った空気の中、散歩に出かけなさい。
軽い運動で筋肉をリラックスさせる。
夕食や1日の最後の食事では、
胃に負担のかかるものや、刺激のある物は避けよう。
(カフェインなど)眠りを妨げるものも控えよう。
肉体が眠っている間、志願者は聖なる母と会話ができる。
ドリームヨガの条件
しかしながら、志願者はドリームヨガを学び、
夢の中で意識を覚醒することが求められる。
寝室には特に気をつけよう。
室内の環境を整えることも大事だ。
色に関しては、主に青、赤、黄のいずれかで整えよう。
ドリームヨガは大変素晴らしく、多くの人が教えを求めて来た。
部屋には心地よいインセンスで満たしておこう。
眠りの間に冷気で体を冷やさないように、
風通し、換気にも心を配る。
ベッドや寝具も重要である。
頭の位置を北側にする。
これは地球の地磁気の流れを利用して、
肉体から霊体が離脱するのを助けるためだ。
マットレスなど寝具は適度な柔らかさのものを選ぶ。
体が少し動いただけで、スプリングがきしんだり、
鳴るようでは、この修行の成果は望めない。
暗闇の中でもすぐ手が届くように、
枕の下にノートと鉛筆を置いておく。
(今であればスマートホンなどを置くと良い。)
エクササイズ
シーツは清潔にしておこう。
枕カバーに好みの香をつけると良い。
明かりを消して寝具の上に仰向けに横たわる。
目を閉じて両手を太陽神経叢の上に置く。
しばらくの間、完全に安静な状態を保つ。
そして心身ともに完璧にリラックスさせる。
眠りの神モルフェウス(Morpheus)に意識を集中させる。
私たちの魂と言われる存在、ビーイングは、
実のところ様々な側面を持ち、
それぞれが独立して独特な役目を持つ。
(訳注:この元型論に関しては、
モルフェウスは眠りの神秘を導く役割を担っている。
光を求めて、超感覚世界で意識が目覚めるように、
今すぐモルフェウスに懇願すべきである。
(訳注:この種の祈りでは、
ビーイングの聖櫃(住まい)の扉を開き、
ビーイングの力が発動する目的で行う。)
モルフェウスに祈りを捧げながら、
志願者は横になり「ジャガーのポーズ」をとり、独特の眠りをおこす。
ジャガーのポーズの概要
頭を北にして右向きに横たわる。
両脚を胸に近づけて膝を折り曲げる。
右脚の上に左脚を重ねる。
右頬を右の手のひらに休ませる。
左手は伸ばして左脚の上に置く。
エクササイズのポイント
眠りから目覚める時に、不用意に動かない。
眠りの間に得た記憶を乱され失われてしまうからだ。
そしてすぐに回想のエクササイズを行う。
夢の断片を一つ一つ辿り、全体を完全に正確に思い出していく。
枕の下に置いてあるノートに夢の断片や夢全体について、
注意深く詳細に書き記しておこう。
(スマホなどのガジェットでもいいでしょう。訳注)
このエクササイズによって、「ドリームヨガ」の、
内的な進歩を細部に渡って記録する。
たとえ漠然として、断片的にしか覚えていない場合も、
それらを注意深く記録していく。
何も覚えていないと感じるときもあるだろう。
その時も諦めずに、回想のエクササイズを行おう。
目が覚めたときに残っている思いを味わおう。
この最後の想念が最後に見た夢と密接に繋がっている。
この回想のエクササイズは完全に覚醒する前に始める。
このことは大事なので心に留めておいて欲しい。
夢を完全に思い出す訓練を経ずには、
ドリームヨガにおいて前進することは不可能である。
アステカのナワリズムで変身するジャガーの戦士
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