瞑想会のお知らせ

 

来週札幌で瞑想会を行います。

 

参加希望の方はメールでお知らせください。

 

 

 

 

 

 

 

二部

  イエスの声

イエスとは、神の御子であり、地上の神の使徒、

人類のもとに、栄光ある人格を輝かせ天下った、

真の無限の愛、憐れみ、全能の救済という恵みであり、

稀に見る存在だったのです。

全能の御霊は、

地上の事物の束縛の網に惑わされた人類の霊を、

向上させるために、神の権化として御自身を表しました。

イエス・キリストは、

物質的な事柄を追い求めるだけの不信心な生活をおくり、

罪の重荷によって打ちひしがれる人々へ、

魂を鼓舞する希望の福音を携えてやって来ました。

悪徳な生活という束縛と罪悪感から解放され、

歓びと、アートマンの霊からくる、誉れある至福と幸福を、

得られる直接的かつ容易な方法を示したのです。

 

彼は純粋な人生の福音、完徳な信仰の人生、

子どものような単純さと純潔、

無私とすべての存在への愛を教えました。

マモン（富の崇拝）の放棄と、

神の礼拝という、崇高な教義を生き説教しました。

 

 

永遠なる存在の声

イエスの声は、真の永遠なる存在からの声です。

彼を通して、限りある者たちへの無限なる者からの呼びかけ、

宇宙的存在からの個への呼びかけ、

神からの人類への呼びかけが発せられたのです。

主の聖なる声は、ヴェーダとウパニシャッドの声であり、

コーランの声であり、

グル・グラント・サーヒブ（シク教の聖典）であり、

ゼンド・アヴェスター（拝火教の経典）、

ダンマパダ（仏典の一つ『法句経』）であり、

世界の偉大な宗教のすべての聖なる聖典と同じです。

基本的に、彼が宣べ伝えた福音は、

これらの聖なる書を通して解説されています。

これは、肉（物質）を否定して御霊を現す方法です。

それは低自我を十字架に磔にして、

霊の栄光ある復活と、無限への最終的な昇天、

神性への超越に至るための方法です。

Preyasを拒絶し、Sreyaを受け入れて、

非アートマンを否認してアートマンの人生を生きるためには、

ウパニシャッドの道以上のものはありません。

(訳注プレヤス　感覚的な喜び　スレヤスとはそれに反して

精神的な成長を伴う霊的な喜び　カタウパニシャッドの教え）

 

 

イエスは宣言しています。

「あなたは神とマモンの両方に仕えることができません」

言い換えれば、彼の教えは次のことを意味します。

「切り離し、愛着せよ」

この儚い世界の物質的な物事から己を切り離してください。

そしてアートマンの永遠なる霊の宝物に愛着してください。

そのように、すべての罪と悲しみを乗り越えて行く、

素晴らしい方法をキリストは教えています。

主の山上の垂訓は、誕生、死、病気、苦痛という、

この世に存在する暗黒から、

栄光ある神の意識という、永遠の光へと導くものです。

主の山上の垂訓は、

経験主義的な現象という非実在から、

超自然的な実在（本質・神）の永遠なる真実性へと、

そして、有限の死すべき存在から、無限なる不死なる命へと、

私たちを連れて帰るものなのです。