セミナーのまとめ その4 ホーンソー行法

自己を知る旅

実際のところ、

様々な技法をお伝えすることは簡単です。

 

問題は、

技法そのものには何の意味もないということです。

 

クリヤヨーガの144以上の技法は

 

たった一つのことを目指す旅の道しるべです。

 

そのたった一つとは、

自分を知るということです。

 

20歳の頭でっかちのだった私は

 

「あるヨギの自叙伝」を翻訳された先生に、

 

様々なクリヤの技法について質問しました。

 

「技法そのものは大した意味はない」

 

先生は、しばらく沈黙した後、

そう答えました。

 

 

正直、

はあ?

と思いました。

 

 

今ではよくわかります。

 

本当に大事なのは、

自分自身を知ることなのです。

 

クンダリニーの技法、

 

すなわち、

 

クリヤヨーガは、

ヨーガの両翼のようなものです。

 

クンダリニーの教えがなければ

ヨーガではありませんが、

片方の翼では飛ぶことはできず

目的地にはたどり着けません。

 

もう一つの翼とは

己を知ることです。

 

それこそ、

仏陀が教えた深遠な教えであり、

ヴィパッサナーです。

 

もし、

自分自身の体の感覚、思いや感情、

過去からの記憶や、外からの情報にとらわれて、

それらを区別できないならば、

 

どうやって、

あなたの中にある

本当に私だと思えるものを発見できるのでしょうか?

 

これらはヴェーダでは

パンチャコーシャと呼ばれますが、

実際には

何千人もの群衆が住んでいるかのように

私たちは外と内の刺激に振り回されて、

 

まるで運命という暴風雨に吹き飛ばされ

木舞している木の葉のようではありませんか?

 

私たちの中に

知恵と慈愛がなければ

私たちはバラバラになった存在のままです。

 

クンダリニーは単なる火ではなく、

知恵あるいける神です。

 

ですから

両翼がなければ

私たちは人生を見失うでしょう。

 

さあ

 

ですから

 

今日から5分でいいので

 

ホーンソー行法を行なってください。

 

実習

 

1 目をつぶり 瞑想の姿勢で座ります。

 

2 眉間に眼球を向けて 半眼で心をブルマディヤに向けます。

 

3 呼吸をコントロールしようとすることを諦めて

  ただ呼吸を観察します

  もし 早く吸いたければ早く吸い ゆっくり吐きたければ

  ゆっくり吐くのです。

  決して呼吸を押さえつけず

  ただ 呼吸に従います。

 

4 そのまま呼吸が 海の波のように

  自身のリズムを持って動いているのを観察します

 

5 技に眉間に 耳を傾けます

  そこに 生じている プラーナの音を聞こうと

  体を動かさずに 遠くに鳴り響く

  波の音を聞くように 耳をそばだてます

 

6 行きが自然に 吸うときに(決してコントロールしないで)

  ホーン というマントラが響くのを聞きます

  吐くときに(決してコントロールしないで)

  ソーと鳴り響くのを聞きます

 

7 6を繰り返し 呼吸に任せて 聞きます

 

8 やがて 呼吸が静まり 呼吸自身が停止するでしょう

 

9 無理のない程度 呼吸を止めます。

 

10 決して無理はしないで 心地よく感じるのが目安です。

 

これが

秘密とされてきたクリヤヨーガの重要な技法です。

 

皆様に平安がありますように

 

OM Shantih♡

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