少し時間が空きましたが
東京のクリヤヨガ 瞑想のセミナーのまとめを
行いましょう。
この内容はテキストとしても使えるものです。
なお
最初のヨーガの歴史などの基礎的なものは省き
瞑想の内容をまとめますので
セミナーを受講された方は
教義および瞑想の実践方法の復習となります。
また
これから瞑想会やセミナーに参加する方は
先ほど述べたようにテキストとしても使用することもできます。
いずれ紙面化して配布しますので
楽しみにお待ちください。
さて
何事も基礎が大事です
基礎なしには家を建てることも
大河に橋を渡すこともできません。
ですから
読者の皆さん、セミナーの参加者の皆さんは、
聖賢パタンジャリのヨーガスートラおよび、
バカヴァッドギータ、ラーマヤーナなどの物語を読み、
ヨーガのアシュタンガ（八支則）をしっかりと学び実践しなければなりません。
このことを前提にお話をしていきましょう。
世の中には
ヤマ・ニヤマなどどうでも良い
と教える人もいますが、
なんども言うように、
本当のヨーガは、人として、神の子供としての道を
どのようにして生きるかという教えなのですから、
道義的に、道徳的に成長することを学び実践することなく
ヨーガを実践することは、
本末転倒とも言えることです。
己を知る
己を知るとは、
自分自身の存在を学ぶ行為です。
「真理はあなたがたに自由を得させるであろう」
この言葉は、どこか彼方にある神の真理を指す言葉ではありません。
真理こそは私たちの中に眠り、忘れられている光です。
もし、
皆さんが正しく科学的な瞑想を行うのでしたら、
この真理は皆さんの内側に煌々と輝く光とともに
見いだされるものです。
私自身もある日、
自分自身の中にこの光を見て愕然としました。
そして自分んという存在だと思っていたのが
実に希薄になり、
霊という言葉にできないものの中で
全てが一つであると発見したのです。
ですから
科学的な方法とは
誰でも同じように検証ができて
自分自身で実証できるものです。
内的な体
私たちが、
単に肉体だけであったなら、
どんなにな単純で、人生も明快なものでしょうか。
人は人間とは動物よりも高等なものと思いたがるのでしょうが、
実際には複雑なもので、
それが時には人を動物以下のものにします。
動物は酒を飲んで人を殺したりはしません。
私たちは
肉体 感覚 からなり
これをつないでいるのが呼吸です。
ですからヴィパッサナー（マインドフルネス）では
呼吸を船の錨のようにして、
自分自身を深く知る作業を行います。
そして感情と心が私たちの自我を形成します。
これをアハムカーラといい
マインドという心の動きを作ります。
さらに
過去の記憶や、習慣、トラウマや、前世から持ち越した
様々な特質がブッディを彩ります。
そして外世界とのつながりを持つのが
インドリヤと呼ばれる五感と神経です。
これをヨーガや仏教ではそれぞれの専門用語で教えています。
ここで大事なのは、
日々瞑想することで私たちの自我と呼んでいるものは
大海の波のように日々変化して
それに翻弄されているという事実を知ることです。
パーリー語で言うサティ
つまり気づき、自己認識を通して
これらの波を鎮めることが
ヨーガの大事な基礎なのです。
ナーディを浄化する
ですからクリヤヨガ で行う初歩的な行法は
この波を鎮める作業なのです。
このことを知らずに
クリヤヨガ を学ぶと、
非常に基礎的なことを学ぶことに驚かれるかもしれません。
事実、
私自身はクリヤの技法を全て学び、
さらに進化した技法も学びましたが、
クリヤヨガ は伝統的なヨーガとなんら変わりません。
ただ
カリユガ（暗黒期）に入った時に
高度な技法が失われ、あるいは隠されただけなのです。
そして同時に本来の目的も忘れさられました。
本来の目的こそ、
内なる母、聖なる母である神性の発現であり、
それが多くの人が誤解している、
クンダリニーの目覚めのことなのです。
そして、それは蛇のような形をした力だと。。。。。
そう、
それは事実です。
しかし最も大事なことが忘れ去られています。
クンダリニーとは、
私たちのモナドのそのものであり、
私たちは聖なる母の一部なのです。
クンダリニーは生ける神であり、
クリヤヨガ 、クンダリニーヨガは、
信仰と献身（無私の奉仕）、カルマヨガなしには歩めない道なのです。
OM
Shantih
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