現代において、
信仰とは何か怪しいものとなってしまったことは否めません。
日本ではオウム のようなカルトも存在しましたし、
いまだに怪しげな団体は存在します。
私もヨーガなるものを教えていますが、
普通の人から見たら怪しい以外何者でもないでしょう。
しかし
信仰とは
宗教の専売特許ではありません。
信仰とは 信じる力であり
本来は自分の中に存在する
本来の自分への信念です。
ただ
私たちは
迷妄 幻想とも言える この世の中で生きています。
右が正しいといえば 左が正しい
そのように 理論も教義も対立し合っています。
しかしそもそも
真理 真実とは一つであり
それを複雑にしているのは私たちなのです。
ですから霊的に目覚めた先人の賢者、聖者は
その教えを残しました。
それが経典や聖典、プラーナと呼ばれる霊的な物語
つまりバカヴァッドギータやラーマヤーナです。
ところが
形ある世界に住む私たちは
迷妄に取り憑かれて
この世の権利や 自我の訴えに促されて
「我こそが正しい」
「私の信じている宗教が正しい」
と主張して
教えをより複雑にしてしまいました。
全ての宗教 教えにあるのが
神の名を唱えるという霊性修行です。
この修行法は単純です。
各々が縁のある名前を あるいは個人の好みに応じて
神の名を唱えれば良いのです。
マントライニシエーションというものもありますが
グルに授けられない場合は
自分で選んでも良いのです。
神の名 御名こそ 速やかに霊的進化をもたらすものであり
クンダリニーという知恵の炎を発達させる
最も安全な方法です。
そのほかの修行は
小道具と言い切っても言い過ぎではありません。
ヴァールミーキーは人殺しで泥棒でしたが、
聖仙ナーラダにこのジャパヨガを学び、
心を入れ替えて修行した結果、
聖者に変化して「ラーマヤーナ」を編纂しました。
ジャパヨガは全ての宗教にある
重要かつ単純な修行です。
それではグルデブのお話をお聞きください。
御名こそ誠に全能なるもの
主の御名こそ、
サンサーラ(संसारsaṃsāra 輪廻)という、
毒蛇に噛まれた人々への、確実で効能ある解毒剤です。
主の御名はネクター(アムリタ 不老不死の霊酒)であり、
永遠の生命と絶えることのない平和を授けるものです。
ヤマ(Yama 地獄の王 閻魔)は、
神の御名を繰り返し唱える人々を、ひどく恐れていました。
何故ならば、
そのような人々に近づけなかったからです。
主の御名を常に繰り返し唱えて、恐れを知らぬ者になりなさい。
あなたの行いの全てにおいて、主が導かれますように。
人生のゴール、自己実現、生まれながらの権利などを、
成し遂げられるように、
主があなたの道を明らかにしてくれますように。
喜びに満ちた人生、至福と繁栄の中で、
あなたが浸ることができますように!
皆様に平安がありますように。
OM
Shantih
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