今年は災害の多い年になりましたね
多くの人が苦しんでいるのを見ると
見ている方も辛くなります
それだけではなく
人はそれぞれ悲しい過去や苦しみを背負っています。
これは
現代に限ったことだけではなく
遠い過去から私たちが体験しているものです。
戦争 争い いじめ 病気 偏見
自分のが行なったこと 人からされたこと
親や兄弟からの思わぬ仕打ち
中でも 辛いことは愛している人の死や
裏切り
そして 自分自身の許せない行動
などではないでしょうか?
「もう終わったことだから、立ち直って前に進みなさい」
そう言われても
悲しみ 怒りは消えることがありませんよね
特に
愛している人が亡くなったことは
悲しみ続けることが義務のようになり
後追いして自殺する場合もあります。
また自分の行いを許せなくて
袋小路に陥り
その結果
また同じ過ちを繰り返すことも多いのです。
やはり
一番 難しいのは
自分を許すことなのではないでしょうか?
大丈夫です
もし
過ちを犯したとしても
それは
仕方がなかったことなのです。
そして
自分が犯した過ちがあったからこそ
その行いを悲しみ 怒り 後悔して
客観視できるときに
私たちの中に知恵が生まれます。
人は
生まれ
病にかかり
そして死にます。
お釈迦様が教えたように
生 病 苦 死は
人生には必ず起きることです。
今日
アマゾンで
テリーホーキンスさんの
本を買いました。
半分くらい一気に読みましたが
とても共感しました。
電子出版もあります。
unlimitted
で読み放題でも読めますので
ぜひ手にとって見てください。
昨今では
マインドフルネス ヴィッパサナー瞑想が流行り
やはり
よくある現象で
本質がなかなか世間には浸透して居ませんが
このような作業こそとても大事な心理的作業なのです。
ヴィッパサナーの中でも重要な経典
アーナパーナサティスートラは
ヴィッパサナーの重要な根幹を成していますが
このような作業は
サティ 観察し 自己認識を深める作業です。
そして ダンマ ダルマ 法を理解する作業こそ
自己理解なのです。
大きな目で見ると
(もちろん専門家の方からは反論があるでしょうが)
ヨーガや仏教に専門用語があるのは
情報処理で言えば
システム用語のようなものです。
それは
言葉の中に多くの意味が含まれていて
自己理解をより深める道具なのです。
しかしながら
全く興味がない人に
このような用語を学ぶよう勧めるのは
逆に難しいでしょう。
テリーホーキンスさんのこの本は
自己観察 自己認識 自己理解
の非常に重要な部分を
わかりやすく書いていると思います。
皆様に平安がありますように。
OM
Shantih
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