シヴァーナンダヨガ におけるクンダリニータントラ 

 

 

 

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それでは これから

少しずつシヴァーナンダヨガ における

クリヤヨガ について記述して行きます。

 

なおこの執筆内容は

スワミ・サティヤーナンダの書物をベースにしているため

著作権の関係上

出版の予定はありません。

また 今から述べる内容は

実践の内容である第3部から始まります。

 

実際に実習される場合は

スワミ・サティヤーナンダの

クンダリニータントラ

を読んでから実践することをお勧めします。

スワミ・サティヤーナンダも

順番を守らないと意味がなくなると述べています。

 

こちらです。

 

 

 

kindle版もあります。

シヴァーナンダの高弟のスワミ・サティヤーナンダが

創立したビハール・スクール・オブ・ヨガ

は日本にも支部があります。

 

 

シヴァーナンダジもクンダリニについての本を著しています。

 

この本がそうです。

 

 

スワミ・サティヤーナンダの本に関しては

 

HPで翻訳されている方もいますので
興味があるからは読んでみてください。

 

 

それでは早速始めましょう。 

 

 

はじめ

多くのヨーガの書物が出版され、

クンダリニーについての書物も多くあります。

しかし安全で、かつ正当なものは非常に少ないのが現状です。

クンダリニーとは自然の科学であり、

安全な方法で行うことにより、精神的な進化を促進するものです。

残念ながら、クンダリニーという言葉だけが一人歩きをして、

安全かつ確実、という教えは稀にしか存在しません。

本来、

ヨーガというものは精神的な進化をもたらす道具であります。

ヨーガの研究と実践者の一人として、

伝統的な知識を基礎に、正しい方法を世に示すため、

スワミ・シヴァーナンダの教えをもとに、

クンダリニーの科学を紹介する目的でこの書を発行しました。

この書だけで、全てを知ることは不可能であり、

ヴェーダインド哲学)を学び、ヨーガの実修を深めている、

導師の手引きなしには実修は困難でしょう。

 

 

しかしながら、

本書の目的は、

1.クンダリニーの正しい知識の普及

2.誤った知識の是正

3.シッディ(超能力)の獲得のためだけという迷妄を打ち砕く

4.安全なクリヤの技法の伝達

以上を目的に出版されたものです。

伝統的なヨーガの実修者だけではなく、

精神的な進化を渇望する求道者の

大きな助けになるものと確信しています。

また、

私はスワミ・シヴァーナンダの設立された、

デヴァイン・ライフ・ソサイエティの教えのもと、

学びを進めている、一求道者でもあります。

長年、SRFだけではなく、シヴァーナンダヨーガにて、

ATTC(上級者)で学び、ヨガアチャリヤ(ヨガマスター)

の称号を受けていますが、

一介の修行者にすぎません。

間違いなどがありましたら、

忌憚無くご指導していただければ幸いです。

ヴィシュヌデヴァナンダ師にも心から感謝いたします。

 

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Swami Vishnudevananda

また、この書に関しましては、

スワミ・シヴァーナンダの高弟の一人、

スワミ・サティヤーナンダの教えも参考にいたしました。

サティヤーナンダ師はビハールと呼ばれる、

ヨーガの伝統的なシステムを広めている、偉大な人物です。

 

 

 

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Sri Swami Satyananda Saraswati

皆様に平安がありますように。

OM Shanti Shanti Shantih

ヨーガの実践の姿勢

クンダリニーヨーガの道とは、絶え間無い浄化の道です。

心と身体は本来一つであり、

精神的な浄化と同時に身体の清潔と清浄を求められます。

すなわちクンダリニーの道は自己浄化なの道なのです。

生活の全てが霊的修行(サダナ)にならなければなりません。

どのような時も中庸の立場を取り、

社会生活と精神生活のバランスが必要です。

社会的な義務を終え、精神修養に集中する場合でも、

探求者は社会の一員であることを忘れずに、

自らを誇示するような、服装や態度は慎まなければなりません。

ヨーガの達人であるようなことを吹聴して、

謙虚な心を忘れて、このような知識を伝授するという名目で、

法外な布施を請求することは、恥ずべき行動です。

探求者は精神的な戦いを求められます。

自らの内側に潜む、弱さに打ち勝他なければならないからです。

また、暗い夜道を歩くときに、

道を照らす先導者が必要です。

先導者、導師(グル 教師)はあなたの庇護者です。

精神的な弱さを指摘するだけでは無く、

この厳しい道を導いてくれる水先案内人なのです。

 

 

クンダリニーヨーギの道では、

自らの実践とグルの指示に対して

熱心かつ誠実でなければなりません。

本書で与える実践を完成させるために、

毎朝より多くの時間を捧げる必要があります。

そして実生活においても、絶え間なく自己を見つめ、

揺るぎない神への信仰の中で生きるのです。

現代は、多くの人が即席の効果と結果を求めます。

しかしながら、精神的修養の道では、

何事も忍耐が要求されます。

一つとして、一昼夜で成し遂げられるものはありません。

どうか皆様が、

忍耐を持ってこの道を歩み通されますように。

心からお祈りいたしております。

時間がかかっても、クンダリニーヨーガは決定的に、

あなたの生活を平安と喜びで満たすでしょう。

あなたの人生の日々は、新たな冒険の物語に変わり、

神との合一のもと完成されるでしょう。

 

 

第一章 規則と準備

以下の規則と規定は、

特定のチャクラ開発の技法とクリヤーヨーガの技法の、

両方に当てはめられます。

これらは可能な限り忠実に従うべきものです。

食事

クンダリニーヨーガの準備をするほとんどの人々は、

良く規則化された生活態度と、

バランスの取れた菜食を取るようにします。

夜更かし、飲酒、大食の習慣を改め、

シャットカルマの実践を行います。

純粋な菜食主義者に近づくことが肝要です。

菜食主義者になるまで実践を禁じる師も多いのです。

クンダリニーヨーガは体全体を浄化する体系です。

栄養学的だけではなくヨーガの実習においても、

プラーナーヤーマ、ウッディヤーナ・バンダ、

が含まれた行法を適切に行うのが難しくなります。

ラージャヨーガでは識別のトレーニングとして、

まず食事の制限をおこないます。

何故ならば、あなたの食事によって、あなたの体だけではなく、

あなたの精神も形作られるからです。

 

 

病気

何らかの肉体の病に罹っている場合は、

クンダリニーの行法を始めないようにしてください。

ハタヨーガや簡単な呼吸法、瞑想によって、

病気を治療することに専念してください。

ヨーガ療法を学び実践することも有効です。

しかしながら、あなたにあった治療を行ってください。

盲目的にならず、

西洋の医師やカウンセラーと相談することをお勧めします。

精神や感情の問題がある場合は、

クンダリニーヨーガの実践は危険です。

クンダリニーの行法は非常に強力なため、

症状をさらに悪化させる可能性があります。

ヨーガの準備

本書で教えるクンダリニーの行法を始める前に、

ヨーガの他の体系、特にハタヨーガラージャヨーガを、

少なくとも数年は実践する必要があります。

特に以下の行法に熟達すべきです。

 

 

主要なアーサナ

パワンムクタアーサナシャクティーバンダアーサナ

スーリヤナマスカーラ(太陽礼拝)、

さらにサルヴァンガアーサナ、ダルラアーサナ

シャラバアーサナ、ブジャンガアーサナマツヤアーサナ

パシモッタナアーサナ、アルダマチェンドラアーサナ

また、シャットカルマ、ナーディショダーナのような、

基本的なプラーナーヤーマ(呼吸法)の実践も求められます。

時間

適切な時間は、早朝で日の出の2時間前です。

この時間帯はブラフマムフルタ(神聖な時間)として知られます。

霊的なエネルギーが高まり、

外的にも内的にも障害となるものが少ないのです。

この時間帯で実践する事が出来ない場合は、

胃が空である他の時間帯を選ぶようにしましょう。

 

 

実践の場所

毎日、同じ場所で実践するようにします。

これにより徐々に肯定的な環境を作る様になり、

サダナの大きな助けになります。

あなたの修行場は清潔で、平和的で、

良く換気された場所でなくてはなりません。

乾燥を避け、暑過ぎず寒過ぎない場所にしましょう。

直に床の上で実践せず、毛布かマットを下に敷いて行います。

必要ならば、あなたの周りに毛布かシーツを被せます。

扇風機の使用は必要でない限りは、避けるようにしましょう。

服装

どの衣服にするかは、実践する場所の気温に拠るが、

軽装でゆったりとして、可能な限り心地よいものにします。

規則性

実践を毎日、特定の時に行うように努めます。

怠る事無く、

本書で与えるプログラムに一歩一歩従うようにします。

心に実践しない正当な理由を述べても耳を貸してはいけません。

動揺し、不安になり、落ち着かない事があっても、

病の兆候がどこにも無かったならば、

いつも通りに実践をするように努めるべきです。

 

 

前行

クンダリニーヨーガの行法を始める前に、

胃は空にして、冷たいシャワーを取るべきです。

あなたが寒い場所で過ごしているなら、

少なくとも顔を冷たい水で洗う。

これは眠気を取るために良い方法です。

 

クンダリニーの実践を始める前に、

幾つかのアーサナを行うと良いでしょう。

時間が無いならば、

少なくとも5から10回のスーリヤナマスカーラを、

最初はゆっくりと始めて、徐々にペースを早めます。

それから、シャヴァアーサナの姿勢になり、

呼吸が通常のペースに戻るまで少し休憩をとります。

 

 

自己認識

心とは、猿が酔っ払って蜂に刺されたようなものです。

絶え間なく、全く無秩序にあちこちへと動いて、

思考と感情を騒がせます。

しかし動揺してはいけません。

思考と感情を押さえつけず、今の自分の有様を観察しましょう。

自分を他人であるかのように、観察するのです。

これが自己認識の大切な行法です。

次第に心は落ち着きを取り戻し、

自然にダーラナ(一点集中)の段階に入ります。

何が起きたとしても、あなたはそこにい続けるのです。

このようにして、

自分の内部で起きていることを理解できるようになります。

 

 

 

皆様に平安がありますように

OM Shantih

 

 

 

 

 

 

 

 

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