さてここ数年でマインドフルネスという西洋からの流れで
ヴィパッサナーが日本でも認知度を上げましたね。
私自身がヴィパッサナーを知ったのは25年ほど前でした。
それからタイに修行にもいき
ヨーガと合わせて研究をしてきました。
奥さんのお兄さんが
タイの方と家庭を持ちバンコクに移住しているので
タイではお世話になり感謝しています。
タイ語はとても難しくて
タイの従姉妹に
スワンモークと何度言っても通じなかったことを思い出します。
スワンモークではなく
スワンモ⤴️ク と
モノところを急に上げ調子に言わないと通じません
仏教徒いえば大乗と小乗に大きく分けられて
ヴィッパサナは原始仏教とよく言われますが
実はそんなに簡単には分けられません。
マインドフルネスが流行たことで
にわかマインドフルネスの教師が増えましたが(辛口でごめん😅)
仏教の発展の中で地域の歴史の流れや
もともとあった土着の宗教などとの紛争や迎合があり
同じヴィッパサナーと呼ばれる中でも
かなり違ったりするのです。
その中でも
ダンマパダや スッタニパータなどは
初心者にもわかりやすく
重要な経典だと言われています。
そして
とても重要なのが
アーナパーナサティスートラですね。
タイでも
先ほど述べたスワンモークには
瞑想センターがあり
一般の方も寺院で指導を受けています。
とは言っても
タイでの貧困の差は激しく
従姉妹などは中国系のタイ人なので
普通に年収は日本のサラリーマンの3倍は稼いでいます。
ですから
タイ人なら誰もが
スワンモークでリトリートを受けているというわけではありません。
非常に有名な指導者は
アーチャンチャ比丘
と
ブッダダーサ比丘が一般の方にも知られています。
(どちらも日本語的発音で通じました笑)
アーチャンチャー比丘の笑顔
素敵です✨
ブッダダーサ比丘の著作で邦訳があるものとして
こちらは有名ですね
私も愛読しています。
また
同じ アーナパーナの解説書として
ローゼンバーグ先生のこちらの本があります。
また
最近このようなブログを発見しました
このブログはもはや機能してないようですが、
ニミッタの観念が素晴らしく
大変参考になります。
仏教についてお話ししているように
思われるかもしれませんが
もともと仏教とは
仏陀の教えを 意味しています。
ですから
ヴェーダという
インド哲学の大きな輪の中に入るのです。
面白いことに西暦700年頃に誕生した
アディ シャンカラは
不二一元論
つまりアドヴァイタ・ヴェーダーンタ哲学の教義を教えていて
非常に仏陀の教えに近いと言われています。
主な著作は、ヴェーダーンタ派の注釈『ブラフマ・スートラ注解』があります。
そのほかに
サンキャ哲学の集大成とも言える
「ウパデーシャ・サーハスリー」が有名ですね。
なぜか以前 Facebookでも写真入りで紹介したように
手元にどちらも持っています。
『ブラフマ・スートラ注解』は
どうやら絶版のようでした。
しかし。。。
非常に難解です!😲
何回も読んでも 難解です!
(ここ笑うところですよ ここで笑わんかった もうないよ)
さて
アーナパーナサティに話を戻しますが
決してこの経典は独立したものではなく
私たちの存在全体を認識する
ヴェーダの教えに基づいたものなのです。
ヨーガでは人間という存在は
パンチャコーシャという
五つの鞘に分けられるということを
説いていますが
アーナパーナサティでは
同様に
1.呼吸する身体 (肉体と呼吸する微細なエーテル体)
3.思考(メンタル体)
4.ダンマ(ダルマ 法 魂など)
の順番に自己認識 つまりサティを深めていく方法です。
そして
この過程の中で
ダンマ(ダルマ) 自己分析 哲学が
大きく関わってきます。
ですから西洋化されたマインドフルネスを学ぶことは
大きな霊的な力にはなりますが
できれば
ヴィッパサーという伝統的な方法を学ぶことが望ましいのです。
先ほど紹介した
アーチャンチャー比丘や
ブッダダーサ比丘の著作を読まれることを
お勧めいたします。
OM
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