レッスン22 生活の中のヨーガ

いつも、何をするにも、

あなたの内側ではムラダラから頭部に向けて、

プラーナを上昇させるため、

プラーナヤマを行っていなさい。

そのような人物は、

チャイタニヤ・サマディに達したと言われる。

これはあなた方の義務である。

シャーマ・チャラン・ラヒリ(ラヒリマハサヤ大師)

 

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生活の中のクリヤ

日常生活では、クリヤヨガを実践できる場所、時間が、

数多く存在します。

そして、そのような時間を活用することが、

霊的な進化に大きく影響があります。

多くの人々は、仕事の後にバーや居酒屋に行き、

タバコや、お酒に時間を費やします。

または交際や、娯楽に熱中します。

私はすべての嗜好や娯楽を否定するつもりはありません。

 

 

しかし人生で、

私たちが瞑想や祈りに使える時間は、

非常に限られているのです。

人生とは死ぬ間際までに望んでいたことを、

次の生に持ち越します。

もしも、神に祈りながら死なずに、

儚い欲や、怒り憎しみに満ちて死ねば、

その後の霊的な生活も、転生する場所も、

その想いに満ちたものとなるでしょう。

ですから、求道者は生きているうちから、

次の生の準備をするのです。

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歩く瞑想

もちろん、車の運転中や、命に関わる作業中、

会話中や共同作業中に行うことは好ましくありません。

大切なのはバランスなのです。

レジの待ち時間、お昼の休憩中、通勤や帰宅時間を、

瞑想やプラーナヤマに有効に使えるでしょう。

そのようにして生活に少しずつヨーガが浸透すると、

意識も変化していきます。

そして普通の生活をしながら、

ハイヤーセルフ(大いなる自己)とつながりを持ちます。

そのような状態をサハジャ・サマディと呼びます。

そうすると、ハイヤーセルフは、

直接に私たちを導いてくれるようになります。

多くは直感を通じてメッセージを受け取りますが、

時には心の中からはっきりと話しかけてくる時もあります。

もちろん、そのような声がすべて正しいとは限りません。

悪霊とか悪魔と呼ばれる存在もいるからです。

時には自我が都合のいいように解釈して、

言語化することもありますから、要注意です。

歩きながら呼吸に集中することは、

とても容易く、大きな利益をもたらします。

 

 

ソー・フム(ソー・ハム)

このマントラを用いる方法は、

呼吸を意識化させて、無意識の呼吸が生み出した、

私たちの人生への影響を粉砕してくれます。

そして、私たちの本質が霊であることを気づかせてくれます。

ソー・フム(チベットではフム インドではハム)は、

私はそれ(アートマン 本質的な自我)です。を意味します。

 

実践の手順

1.目を開けたまま、ムラダラに意識を集中します。

 

2.呼吸を観察します。呼吸をコントロールしないでください。

今のあるがままの呼吸を見ます。

 

3.呼吸に合わせて、心の中でマントラを唱えます。

 

息を吸う時にソー

息を吐く時にフームー(ハームー)と唱えます。

呼吸について行き、マントラの長さを調整します。

呼吸それ自体が、別な人格のように尊重しましょう。

コントロールしてはいけません。

 

4.心地よいと感じられる間、歩いてみましょう。

 

OM

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