レッスン3 その4 ノット(Knot 結び目)について

ノットとプラーナの流れ

ノットはスシュムナにおけるプラーナの流れを

妨げるものです。

エネルギーの流れの観点から見ると

チャクラはプラーナを

身体の内と外へと出し入れする扉の役割があります。

スシュムナの中をプラーナが滞りなく循環するためには

イダーとピンガラの浄化だけではなく

チャクラの活性化とノットの障壁を解消することが大事です。

 

イダとピンガラについて

以前、

チャクラについて球体のような形状をしていると説明しました。

原子の形状が最近の物理学の研究では電子がまるで雲のように

原子核の周りに帯電している状態というのが正確なように

チャクラも実際に瞑想して見ると

コアとなるエネルギーの周りに花弁のように見え

光線が放射されているのがわかります。

 

実はイダとピンガラもよくみられる図のように

平面的なものというよりは

陰と陽のエネルギーが螺旋形に上昇しているように見受けます。

これは個人的な意見ですので、あくまでも参考にしてください。

 

ノット 結び目をほどくクリヤ の技法

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ケチャリムドラの重要性とクリヤ プラナヤマ

そしてマハームドラの技法について

このブログでもお話ししてきましたし

レッスン3では、ナヴィクリヤ の技法をお伝えしました。

拙著 明かされたクリヤヨガの技法Vol.1」

でも説明しましたが

ヨギラジはケチャリムドラができない生徒には

次のクリヤ に進ませなかったのです。

 

ですからいかにこのノットを解消することが

重要視されているかがわかります。

しかしながら

プラーナの流れというものは身体面だけではなく

心と感情と関わってくるものです。

日常生活における規律ある生活(ヤマ・ニヤマ)

を決して忘れないようにしてください。

 

クリヤ の各技法の意味

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*マハームドラの効果

 背骨の中を走るスシュムナのプラーナの流れを助けます。

 

*ナヴィクリヤ の効果

    腹部に停滞しているエネルギーを沈静化させることができます。

 OMをチャンティングすることにより

 臍の位置にあるナディのプラーナを活動させます。

 背中のクセトラムを意識化できます。

 

*クリヤ プラナヤマの効果

 スシュムナのプラーナの流れを妨げる

 ノットを解消する助けとなります。

 スシュムナをプラーナで満たし心を内省させ

 瞑想の準備となります。

 

ケチャリムドラの効果

 口蓋と鼻の奥を舌で止めることで

 外に流れ出ていくプラーナの流れを

 ブラフマナディ(スシュムナのさらに中心のナディ)に沿って

 上昇させることができる。

 心臓から上昇するプラーナを舌で止めることにより

 心を鎮静化できる。

 

マリア・ステファノ

 

次はレッスン4 ヨニ・ムドラについて解説していきます。

 

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