レッスン3 その2 ナヴィクリヤ の実習

ナヴィクリヤ の技法の手順

1. 瞑想の姿勢で座ります。

 心地よく座れて背筋が伸びるのであれば坐法は自由です。

 椅子に座る場合は、両足の裏が床につくようにしましょう。

 背もたれには寄りかからないようにします。

2.一つ一つのチャクラに集中して、それぞれ一回OMを唱えます。

 OMのマントラを心の中、もしくは声に出して唱えながら

 根の第一チャクラから順番に第二、第三、第四、第五まで

 そしてビンドゥー、ブルマディヤまで意識を上昇させます。

 これは以前お伝えしたオームジャパです。

3.ブルマディヤまできたら

 顎を引いて喉に近づけ頭を前方にかしげます。

4.両方の手のひらを下向きにしたまま指を組みます。

 両手は写真のように合わせます。

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5.写真を参考に合わせた両手の親指で

 臍の位置を3㎝から5㎝くらいの距離から

 軽く弾むようにして叩くように突いて行きます。

 一つきごとに心の中か声に出してOMを唱えます。 

 50回から100回突くと良いでしょう。

 この技法によってサマナと呼ばれるプラーナを

 下腹部にかき集めることができます。

 サマナは食物を消化するときに動くプラーナです。 

 同時に様々な印象というエネルギーを蓄えて消化する場所でもあります。

 詳しくは拙著「21世紀のクリヤ ヨガ」

 をお読みになってください。

 変換されないエネルギーが低級な感情を形成し

 その結果、怒り、貪欲、情欲が渦巻く場所です。

 その結果、大食、拒食、偏食などの行動につながります。

 この技法を通してブルマディヤとこのマニピュラチャクラとの

 つながりを感じてください。

6.次にゆっくりと顎の位置を戻して頭を水平に戻します。

 そして、ビンドゥーとマニピュラチャクラの後位クセトラムとの

 つながりを感じます。

 

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7.次に後ろに手を引き、手のひらを上にして

 写真のように指を組みます。

 親指は合わせましょう。 

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8.そして臍の真後ろであるマニピュラの後位クセトラムを

 小刻みに突いて行きます。

 一回ごとにOMを唱えます。

 30回から80回ほど突くと良いでしょう。

 

9.技法が終わったら

 両手をリラックスさせて太腿の上におきます。

 

10.最後は各チャクラに集中して心の中でOMを唱えて行きます。

 ブルマディヤからメドゥーラ、第五、第四、第三、第二

 そして第一の根のチャクラであるムラダラへ意識を下げます。

 

以上の2から10までのステップを4回繰り返します。

 

注意点

行きと帰りでは意識の経路が違います。

図を参考にしてください。

この行法ではOMはオンと短く唱えます。

 

つづく

マリア・ステファノ 

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