さて、
拙著「21世紀のクリヤヨガ」
https://www.amazon.co.jp/21世紀のクリヤヨガ-性エネルギーを活用して超人になる-Kanda-Yoga出版-マリア・ステファノ-ebook/dp/B07B19WDHR/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1519798792&sr=8-1&keywords=21世紀のクリヤヨガ
でも書き表したように、
カルマというものはコーザル世界に存在していて、それはコーザル体に存在しています。
その影響は、メンタル体(想念体)アストラル体(感情体)を通じ、
エーテル体という電気的な作用により、脳と神経を通じて行動や生活に大きな影響を及ぼします。
それゆえに、人には生まれながらの性格や嗜好が存在しており、
厳密にはパラマハンサ。ヨガナンダジが「あるヨギの自叙伝」などで解き明かされたように、
その人物の星(星宮や惑星)の影響が絶妙にミックスされて運命を形作っていくのです。
したがって、このようなクリヤの技法を学び実践する強みは、
自己啓発のような思考と感情に働きかけるのとは違って、根本的な原因に働きかけるため
強力な変化をもたらすことだと言えるでしょう。
いずれ霊的な占星術についても説明したいと思いますが、
それは広大な話になるので笑
本物の霊的な占星術は占いではなくて星の影響を操作する方法なのですが、
それは哲学的な知識を要求されるので講習会などで触れましょう。
さてクタスタの行法に話を戻しましょう。
ヨギラジによるとこの行法はある目的で行われます。
⒈カルマの破壊
⒉性的なものや様々な誘惑から身を守るため
⒊アジュナ・チャクラを活動させるために内的なエネルギーを上昇させるため
このクタスタの行法はいつでも行えるものです。
クタスタのテクニック 手順
⑴ 口と目を閉じて、舌はケチャリムドラかタラビア・クリアで下を巻き込みます。
もし鼻に障害(蓄膿症などで)があるかたは口を開けて舌は巻かなくても良いです。
目線はブルマディヤへ向けましょう。
⑵ウッジャイプラナヤマでスーという音を立てながらゆっくりと息を吸います。(声帯は使わない)
同時に、エネルギーがスシュムナの細い管を上昇していき、
メドゥーラからアジュナ・チャクラへとエネルギーを向けます。
10秒から20秒ほどかけて無理のないペースでゆっくりと息を吸い込みます。
⑶そのまま息を止めて(保息)、
まるで眉間の奥(アジュナ・チャクラ)にまばゆい明かりが灯されたように意念します。
さらに挿絵にあるような星(クタスタ)にそのエネルギーを注入しましょう。
この星はヨガナンダジが著作で説明している通りに、
黄金色の光の帯に囲まれて白く輝く五芒星(ペンタクラム)です。
そして貴方の中のネガティブなエネルギーを吸収して行く様を想像します。
この星はブラフマンの星であり、キリスト意識といわれるものです。
もしこの星を今見ることができなくても、意識が目覚め始めるのであれば
読者も鮮やかに見る日が来るでしょう。
⑷次にゆっくりと息を吐き出しましょう。
鼻からゆっくりと吸った時と同じ長さでスーと音を立てながら吐き出します。
同時にクタスタからポジティブなエネルギーがスシュムナを降っていくことを想像します。
そのエネルギーをムラダラ・チャクラに注入しましょう。
このポジティブなエネルギーは同時に全身を充電して回復させることを意念します。
⑸2〜3秒間を開けたならば⑴から⑷までを繰り返しお行いましょう。
ヨニ・ムドラ(今後お伝えします)の場合は一連の手順を行いながら保息の
時に実施すると良いでしょう。
6ラウンド行うと小さいカルマ(罪業)を破壊できるといわれています。
また誘惑に際しては心が落ち着くまで行うと良いでしょう。
アドバイス
このような行法はスクールによって様々なバリエーションが存在します。
本来このような行法はクリヤヨガだけに存在するのではなく、
他の神秘団体や伝承にも存在しますし、私自身もそれらを知っています。
ですから読者の皆さんがご自身で変化を加えても構わないと思います。
例えばSRFより出版されているヨガナンダジの瞑想テクニックにも様々なヒントがあります。
僕自身のオススメは「永遠からの囁き」です。
まだ翻訳はされてませんが日本SRFは最近翻訳本を出版されているのでいずれ出版されるでしょう。
いくつかのアドバイスを示しておきましょう。
本来は皆さんが心の声を聞いて直感にしたがって工夫するのが一番だと思います。
そうすることによって、自分自身への信頼が高まり、
内なる声を聞くという経験を積むことができるからです。
・息を吸う時に涼しいエネルギーが上昇し、
息を吐く時に暖かいエネルギーが下降することを思い描く。
・胸郭を持ち上げないようにする。
動かすのは腹式呼吸に伴う腹部の筋肉と横隔膜です。
肺が空気で満たされるに従って胸が持ち上がるように連動します。
その時に肩と首が緊張しないようにしましょう。
・腹部から胸、肩の下から首と空気が満たされるにつれて、
意識は各チャクラに沿って上昇します。
もしこれがうまくいかない場合は、もう一度レッスン10その2に戻り
ジャパとともにクリヤプラナヤマを実践してください。
・ケチャリムドラを正確に行いながら実践すると、
やがてフルートのような内的な音を聞くようになります。
それはクリヤヨガが上達しチャクラが目覚め始めている証拠です。
・約1〜2ヶ月かけて12ラウンドから徐々に伸ばして24ラウンドまで
集中してできるように実践すると良いでしょう。
様々な変化が起き始めるので焦らないことです。
急いては事を仕損じる、と言います。
まずは精神的に安定し始めるでしょう。性的な誘惑も難なく避けることができるようになります。
イライラしなくなり、怒ることもなくなるでしょう。
・もし、何も変化がなくても気長にすること。
むしろ一気に変化が出た方が危険です。
それは自宅に100万ボルトの電流を流し込むようなものです。
顔色が変化するでしょう。声も力強くなります。
自信が湧いて来るでしょう。
・ヨガナンダジが解き明かしているように、
このスシュムナへのエネルギーの循環はマクロコスモスである宇宙、
すなわち太陽系の運行と同じであり、
ミクロコスモスである人体内の
太陽であるブラフマンの座を中心に6つの惑星のクセトラム、
つまり12の惑星(チャクラの陰と陽)の間を意識が巡航することによって、
カルマの破壊、意識の進化を目的とするものなのです。
ですから、ブラフマチャリヤ(性的な純潔)アヒンサー(非暴力)など、
パタンジャリのヨガスートラで解説されている、ヤマ・二ヤマの実践が不可欠となります。
なぜでしょうか?
それは惑星間を繋いでいるエネルギーとは何ら性エネルギーと差異はなく同じものだからです。
内的なエネルギーを外へ漏らしている限り、ヨギとしての成長は難しいでしょう。
世の中にはクリヤヨがとかタントラとかクンダリニーとかを教える人が多いのですが、
ヨガとは真の人になるための手段なのです。
ですから、どうぞ普通に学校に行き、仕事をして、普通に人のために生きてください。
ヤマ・ニヤマがなければヨガではないし、ヤマ・ニヤマなしにラージャヨガを実践することは
精神錯乱か悪魔になるようなものです。
・精神的に興奮した時、怒りを感じた時、悲しみにとらわれた時、絶望した時、
性的な興奮を感じた時に
スシュムナに集中して呼吸とともにスシュムナの間をエネルギーを循環させてください。
プールで右方向にみんなで泳ぐと大きな渦が生じるように、
やがて、いかなる精神的な動揺も内なる渦に変化できるようになります。
そしてこれがプラティヤハーラと言われるものです。
・レッスン10および今までのレッスンを熱心に行うことで
チャクラのブロックが外れていき、
ブラフマンの座、キリスト意識があなたを直接導くようになるでしょう。
内なるグル(導師)、マスターこそあなたの神であり、あなた自身です。
日々のプラクティス
ナディショダナ 20分から25分
ウッジャイプラナヤマ 3セット
タラビヤクリヤ 30回
OM ジャパ 6ラウンド
ファーストクリヤプラナヤマ 12呼吸から24呼吸
集中 5分から30分
これらのプラクティスを十分行ってマハームドラへの準備としてください。
続く(レッスン10長いねー😅 頑張れー)
コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちは。はじめてコメントさせていただきます。
クリヤヨガのトレーニングをする際にいつも参考にさせていただいております。
この記事で述べられていた霊的な占星術をお伺いしたいです。
あるヨギの自叙伝でユクテスワ師のいうしっかりした星学についての知識を求めているのですが、どこを探れば良いのかもわからない状態です。
マリア・ステファノさんでしたら本質的に理解していると思い、お願いさせていただいた次第です。
よろしくお願いいたします。