レッスン10その1 ファーストクリヤ・イニシエーション

プラナヤマのプラクティスを、とても真面目に真剣に行いなさい。

 シャーマ・チャラン・ラヒリ(ラヒリマハサヤ大師)

 

クリヤプラーナヤマ:脊柱呼吸 チャクラにおいてジャパ(マントラの唱名)を行う

 

さて、

ここからクリヤヨガの中でも主要なテクニックの解説に入りましょう。

最初に学ぶのはクリヤプラーナヤマと呼ばれるものです。

このクリヤは脊柱と関係するので、

Spinal Breathing(脊柱呼吸)と呼ぶ人々もいます。

このプラーナヤマ(呼吸法)はこれから学ぶクリヤの技法の基礎ともなるものです。

 

クリヤヨガの文献の著作者には

このテクニックや後述する、

ナヴィ・クリヤ、ケチャリムドラ、マハームドラ、ヨニムドラの実践を行えば、

クリヤヨガの目的に達するには十分である、

と解説する者もいます。

 

しかしながら後述する、大いなるオムカークリヤまで学び実践をした方がよろしいでしょう。

実際のところババジがラヒリマハサヤ大師に伝えたクリヤヨガは

完全ではなく、さらなる奥義が存在します。

今後、クリヤヨガの技法を完全に伝えた上で、

さらなる奥義であるマイスナヨガ(クンダリニーヨガ)について

お伝えしましょう。

残念ながら今まで書かれたクンダリニーヨガは初歩的なものであり

今後伝える予定の技法はほとんどの人が知らないものです。

 

なぜ高度な技法が今まで伝えられなかったのかは

以前のブログにも書きましたが、

まだまだ人類には準備ができていないからなのです。

ですから、

高度な技法を学んだり、精神的進化を望む人々にお伝えしたいのは

「自分を知る」ということのみです。

結局のところ、

多くの人が誤解していますが、

クリヤヨガは心の浄化の結果

クンダリニーの上昇を求めるものなのです。

さらに言うと、

本来の目的は霊の結晶化、

象徴的に表現するならば、黄金の子供の誕生があげられます。

これは高度な教義であり、一般的には知られていません。

 

道教の古書「黄金の華の秘密」や

古代薔薇十字(現在あるものは別物です)の教義にその片鱗が見られますが

どれも不完全な記述です。

熱心に研究するのであればいずれ明らかになるでしょう。

チベットの性魔術のなかにもその教義がありますが、

残念ながら黒魔術の教義が多く混在しています。

 

もし自分を知る

という作業を行い続けるのであれば、

いずれ必要な知識と知恵はやって来るでしょう。

スワミ・ヴィヴェーカナンダの「ラージャ・ヨーガ」(邦訳があります)

を通読することを強くお勧めします。

よく読んで、基礎的な訓練を続けて、

大聖パタンジャリの「ヨーガスートラ」の解説を読むのであれば

道は開けるでしょう。

結局、急がば回れなのです。

どうぞ焦らず、十分に基礎を築いてください。

 

話が横道に反れていまいました

続けましょう。

 

さてSpinal Breathingは非常に重要な基礎となります。

 

クリヤプラーナヤマはプラーナの内在化を行うものであり、

三つの段階を踏破するためのものです。

 

それぞれの段階について説明しましょう。

 

第一段階

 

まずイダーとピンガラの導管を内在化し認識していく作業です。

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図のようにイダーとピンガラは中央の導管であるスシュムナに並行して走行しています。

 

クリヤプラーナヤマの最初のテクニックではこの二つの導管にプラーナを流します。

本来の目的はスシュムナにプラーナを流すことですが、

この技法により第三段階への準備を行います。

 

このクリヤプラーナヤマで求められるのは、

イマジネーション(想像力)とウッジャイプラーナヤマです。

さらに、

各チャクラへの集中が求められます。

そして意識の集中を変えるのです。

全てのことを段階的に行う必要があります。

 

低いエネルギー、本能や欲求、性的なエネルギーを

サハスララチャクラへと上昇させることが大事なのです。

 

7つの体が存在します。

7つの蛇が存在します。

クンダリニーは7匹存在します。

これは今まで明らかにされてきませんでした。

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ドワパラーユガが始まり、

多くの秘密が明かされようとしています。

今までのクリヤヨガ、クンダリニーヨガの教えは、

基礎学習のレベルです。

大変重要ですが、次のステップに人類は進まなければなりません。

 

クンダリニーは通常、

ムラダーラチャクラに3回半のとぐろを巻いて眠っています。

クンダリニーを目覚めさせる条件があります。

 

一つは純潔です。

ブラフマチャリヤなくしてクンダリニーは目覚めません。

真のブラフマチャリヤとは独身主義ではありません。

厳密にいうと、

いかなる条件でも精液を漏らさない、射精をしない、

オルガズムを排除することです。

これは結婚生活でも同じです。

ラヒリマハサヤ大師は結婚していましたが、

子供をもうけるとき以外性生活はなかったことが知られています。

 

2つ目は自我の溶解です

 

スシュムナの入り口は尾骨に存在します。

 

自己の内在化を進めていくならば、

やがてイダーとピンガラ、スシュムナと様々なナディを見るようになります。

そして様々な内部の音を聞くようになります。

そしてスシュムナを入り口を見るでしょう。

 

性をコントロールせず頻繁に精を漏らしている人は、

赤く染まっています。

それどころか、

まるで悪魔の尻尾のように下向きにエネルギーが流れています。

それはくすんだ緑色の不吉な色をしています。

 

古代ではクンダバファーと呼ばれていました。

クンダリニーの語源はインド、アーリヤ民族の言葉ではありません。

古代のレムリア文明に語源があります。

その意味は「クンダバファーを終わらせるもの」です。

 

心の浄化を志さない者、

性的な欲求をコントロールできないものは、

本来この科学を学ぶべきではありません。

 

伝統的な教え、

ヴェーダ哲学を学び

仏陀の教えである、仏教や

現代の死んでしまったキリストの教えではなく、

本当のキリストの教えを学ぶべきです。

幸運にもシュタイナーは巧みに言葉を隠しながら本質を説いています。

しかしながら、人類が準備ができていなかったので、

肝心なところは隠されたままです。

 

私はクリヤの技法を公開しながら、

これらの秘密の教えを明かしていきましょう。

 

続く

 

皆さんに平安がありますように。

 

OM シャンティー

 

マリア・ステファノ

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