クセトラムに集中しクリヤヨガを実践することで、
徐々に直感によってチャクラの本来の位置を知ることができます。
つまり、前クセトラムに集中し、チャクラの特質を学ぶことで、
霊的な目が開かれていき、おのずとチャクラの姿と位置を知るのです。
1.第一のチャクラ
ムラダーラ( Muladhra 根のチャクラ)
脊椎の一番下の尾骨から少し上の領域です。
ムラダーラのクセトラムは一つだけです。
クセトラムは男性は会陰部(肛門と生殖器の間)、女性は子宮頸部にあります。
直腸と生殖器を引き上げるようにしてみて下さい。
その力の入るポイントがクセトラムの位置です。
根源的な生命力(クンダリニー)の宿るところです。
マントラ: LAM
2.第二のチャクラ
スワディスタナ(Svadhisthana 仙骨)
ムラダーラチャクラとマニプラチャクラの中間部に存在する。
前クセトラムは生殖器の位置。
後クセトラムは生殖器の反対側、腰部のやや下の位置。
性エネルギーと関係がある。男性では前立腺、睾丸など。
女性では子宮と卵巣。
マントラ: VAM
3.第三のチャクラ
マニプラ(Manipura 臍 太陽神経叢)
臍と腰椎の同じ高さの位置に存在する。
前クセトラムは臍の位置。
後クセトラムは腰の位置。
感情と大きな関係がある。
消化器官との関連。
印象などの外からのエネルギーを受ける場所であり変換するところ。
正しく開発されるとテレパシーなどの受信器となる。
マントラ: RAM
4.第四のチャクラ
アナハタ(Anahata 心臓)
前クセトラムは一般的には両方の乳首の中心と考えられている。
後クセトラムは、胸を張り肩を後ろに添って、
両方の肩甲骨を背中で寄せた時に、最も力が集中する場所。
このチャクラは心臓と高等な感情(慈愛、許しなど)と関係がある。
直感の宿るところ。
心臓の左心室には魂の宿る特別な部屋があると言われる。
カキニ女神が住んでいる。
意のままに空中に浮かびたい人、
神々、女神と会って話がしたい人は心臓のチャクラに集中して瞑想すると良い。
OMを毎日1時間唱えるならば、シッディを獲得することができる。
マントラ: YAM
5.第五のチャクラ
ヴィシュッダ(Vishudda喉頭部)
前クセトラムは首の前方、喉頭部。
後クセトラムは後頸部、首の付け根。
正しく開発されるならば、霊的な耳を獲得できる。
霊的な存在と話をできるようになる。
遠くの友人の会話を聞けるようになる。
マントラ:HAM
6.第六のチャクラ
アジュナー(Ajna 第三の目 眉間)
脊髄と脳が出会う場所。
前クセトラムはブラマディヤです。眉間に存在します。
後クセトラムはうなじのところにあります。
よく知られているように霊的な目が存在するところです。
マントラ:HAM
7.第七のチャクラ
サハスララ(Sahasrara 頭頂のチャクラ)
ぴったりとしたイスラム帽を被っていることを想像してみてください。
このチャクラの下にはマイナーチャクラが存在します。
サハスララの構造は他の6つのチャクラにくらべてやや複雑です。
サハスララチャクラの源はブラフマランダラBrahmarandharaです。
ブラフマランダラは頭蓋骨の頭頂に存在します。
サハスララチャクラ
マントラ:AUM
サハスララのクセトラムは同じように頭頂に存在します。
クセトラムの場所は小児の頭部にある泉門(ひよめき)とも言えます。
その名前はブレグマBregmaです。
人によっては頭頂の上部全体がブレグマと呼ぶ人もいます。
もう一つ重要なクセトラムがビンドゥーヴィサルガBindu Visargaです。
ビンドゥー 点を表す言葉
インドに行ったことがある人ならば、
経験なヒンドゥー教徒が後頭部のつむじの部分のみを
残して頭の毛を剃っているのをみたことがあると思います。
その場所がビンドゥーヴィサルガです。
蛇足 ここからは少し寄り道
実は正式にディクシャを受けているクリヤバン、
(クリヤヨガの実践者)も知らないマントラがあります。
これは私がOTO(ドイツ聖騎士団)のGnosisのグランドマスターである、
アーノルド・クルムヘラー博士から学んだ方法です。
クリヤヨガはインドでの普及だけが知られていますが、
実はヨーロッパでも違う形で伝えられています。
よくテレビに登場するフリーメイソンは、
薔薇十字会も今あるものは全く別物です。
しかし実はハリーポッターみたいな結社は存在してましたし、
各時代に存在したそれらの団体は使命を終えると姿を意図的に消しています。
それらの団体によって伝えられてきた秘密、
それが賢者の石であり、このクリヤヨガであることは明らかでしょう。
以下に弟子のサマエルの書物から転載してみましょう。
I.E.O.U.A の母音は偉大な治療の力を持つ。
1. 母音「 I 」は、血液を頭に向けて上昇させる。
それは頭脳の器官を治療し、超視覚を開発する。
2. 母音「 E 」は、血液をのどに向けて上昇させる。
それはのどの器官を治療し、魔術の耳を開発する。
3. 母音 「O 」は、血液をハートに向けて運ぶ。
それはハートを治療し、直観を目覚めさせる。
4. 母音 「U 」は、血液を大陽神経叢(胃の先)に向けて運ぶ。
それはテレパシーを目覚めさせ、胃を治療する。
5. 母音 「A 」は、血液を肺に向けて運び、過去世の記憶を思い出す力を授けてくれる。
同時にそれは肺を治療する。
これらの母音は、「N」の文字と組み合わせて発音する。このように、
イーン (IiiiiiiiiiiiiiNnnnnnnnnn)
エーン (EeeeeeeeNnnnnnnnn)
オーン (OooooooooNnnnnnnn)
ウーン (UuuuuuuuNnnnnnnnnn)
アーン (AaaaaaaaNnnnnnnnn)
生涯を通じて毎日1時間唱えれば、我々は魔術師になる。
前に教えたように瞑想して、喉に、マインドに、ハートに、
これらの5つの母音を唱えることができる。
秘教的パワーであるチャクラを目覚めさせるためのマントラがある。
これらのマントラは5つの母音をベースにしている。そのマントラは次のものである。
1. SUIRA (眉毛の間) 超視覚
2. SUERA (のど) 魔術的な耳
3. SUORA (ハート) 直観
4. SUURA (大陽神経叢) テレパシー
5. SUARA (肺) 過去世を思い出す力
これらのパワフルなマントラの正確な発音は次の通りである。
スゥイー ラー (Suuiiiiiii Raaaaaa)
スゥエー ラー (Suueeee Raaaaaa)
スゥオー ラー (Suuooooo Raaaaaa)
スゥウー ラー (Suuuuuuu Raaaaaa)
スゥアー ラー (Suuaaaaaa Raaaaaa)
これらのマントラによって、我々は大陽神経叢から全てのチャクラに炎を運び、
それらを目覚めさせる。これらの母音の響きを延ばすことが重要である。
以上です。
ラーはRaであり、舌を巻いて発音します。
いずれ、高度なクンダリニーの科学を説明する時に、
これらのマントラを扱うつもりです。
ここは本には載せないつもりです笑
蛇足はここまで。
話をクリヤヨガに戻しましょう
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