レッスン5 タラビヤ・クリヤ

image01.png舌を引きあげることにより感覚は征服される。

 

シャーマ チャラン ラヒリ

 

タラビヤ: 意味 口蓋

 

 

クリヤバン(クリヤヨガの実践者)の中には

この最初のクリヤであるタラビヤクリヤとケーチャリムドラーを混合している人もいるが

このタラビヤクリヤはケチャリムドラの前段階とも言えるものである

したがって、初心者はまずこのタラビヤクリヤで十分に舌をストレッチして準備する必要がある。

伝統的なクリヤヨガのディクシャではケーチャリムドラーを習得後もこのタラビヤクリヤを続けることを

推奨している。

このクリヤヨガは心を落ち着かせ、他のクリヤの技法を実践する際の助けになるだろう。

 

一説ではラヒリマハサヤ大師はケーチャリムドラーを習得しなかったものには

より高度なクリヤを教えることはなかったとう。

 

しかしながらSRF(セルフリアリゼーションフェローシップ)ではケーチャリムドラーについては伝授されていない

 

ケーチャリムドラーを行うためにカミソリやナイフで舌の腱を切ることを勧める人もいるが

お勧めしない。ラヒリマハサヤは禁止している。

致命的なダメージを与えかねない。

不完全であってもタラビアクリヤを日々続けるだけで十分である。

多くの人は困難を感じるとやめてしまうが、諦めてはいけない。

舌を引き上げることにより心臓から立ち上がる想念のエネルギーを断つことができる。

そのため心のコントロールが容易になるのである。

たとえ不完全でも毎日続けて欲しい。

 

ラヒリのアドバイスでは口を閉じて歯は噛み合わせる。

鼻呼吸をする。下は口蓋につける。

そしてできるだけ舌を後ろへストレッチしていく。

 

この方法を行えば感覚はたやすく征服でき、内在化か進み

クタスタ(眉間の奥 脳の中枢)と調和することでクンダリニーが上昇を始めることを感じられる。

 

 

 

実践:

 

1. 舌をリラックスさせる 上の前歯の裏に優しく触れる

2.口を閉じる 舌を口蓋につけたまま舌を吸って後ろに引き上げる

 呼吸は鼻呼吸を続ける

3.下顎をしたい下げるようにして舌の根元の腱をストレッチする

4.一度ストレッチしたら緩める カエルが鳴くような音がするかもしれない

5.10回くらい繰り返すと十分だろう

 少しずつ回数を増やして2分間に50回ほどを行えると良い

 

 

やがて舌が十分伸びると鼻の下の奥に届くようになる。

これがケーチャリムドラーです

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次